電源部門33億2千万Tkの電力事業案承認、グレーターバリサール

国家経済評議会(ECNEC)の執行委員会は、約33.2億Tkのバリサール管区拡張事業に関連する電力事業の提案を承認した。

地方電化会(REB)は2016年6月までに、グレーターバリサール管区の42郡と6県に、2500キロの電線、6PalliBidyut(地方電化協会)の6つの変電所を敷設する予定だ。イスラム開発銀行(IDB)は、グレーターバリサール管区の農村部への電力供給の質を高めることが目的のプロジェクトに、2千万USドルを提供した。このプロジェクトは、バリサール1、2区、パトゥアカリ県、Pirozpur県、ボーラ県の9万2千人に、利益をもたらすことが期待される。

「我々は33/11KVの容量を持つ2500キロの電線を施設する計画を立てた。それによってこれらの県に住む約10万人に、新しい接続を提供することができるだろう」
REB会長は、シェール・バングラナガルでのECNEC会議のあと、インデペンデント誌に語った。

彼は「REBは2021年までに700万以上の世帯へ電気を提供する政府のビジョンに沿って計画した。この接続のため、世界銀行やIDB、他の開発パートナーが我々に財政支援をしてくれた」と述べた。

2009年、財政的に実現の可能性のないPalliBidyutSomities(PBS:地方電化協会)数は、70のうち67もあったが、現在では約15のPBSが損益分岐点を越えている。

2ヶ月前、REBは世界銀行と、東部農村部での電力供給の質の向上を目的としたプロジェクトのため、6億USドルの融資契約に調印した。このプロジェクトで33/11KVの容量を持つ6249キロの電線がダッカ、シレットおよびチッタゴン管区に敷設され、2500万人の利益になる。それを通じて約300万世帯に新しい接続が提供される。

経済関係部門(ERD)の対外援助予算勘定(FABA)のデータによると、連結会計年度7~12月に政府は、世界銀行から対外援助4億9806万USドルを受け取った。去年度は3億7500万USドルだった。

「クルナやバリサール県の一部への電源供給のため、IDBと別の融資契約に署名することを決めた」とREB会長は述べる。

彼は、プロジェクトはシステムロスを減らし、国内の農村電力ネットワークの容量を高めるため、ダッカ、チッタゴンやシレット管区の農村部で既存のもの更新し、新しいラインや変電所の建設を支援するとも述べた。

「バングラデシュ政府は、電気の普遍的なアクセスを提供するというビジョンを持っている。私たちは農村部のネットワークを強化し、電力システムの効率を向上させるこのプロジェクトを歓迎する」と最後に付け加えた。

農村部ではおおよそ1300万世帯が電気のない生活を強いられ、42パーセントしか電気を使うことができない。

プロジェクトは、農村部に住む2500万人への電力供給の質を向上させることによって、グリッド電力システムにおける技術的損失を低減し、消費者が利用可能な電気を増やす。

それは追加の発電所を利用可能にし、農村部の消費者に追加電力を分配し、供給するための流通システムを作り、通信の容量を高めることに貢献するだろう。

バングラデシュの農村電化プログラムは、世界で最も成功しているプログラムの一つとして世界中で認識されている。だが長年にわたり、送配電ネットワークが無理しすぎている。

国内の電力開発のため非常に重要なものとしてと、REB会長はプロジェクトをインデペンデント誌に語った。「3つの管区内に、110の新しい変電所と31の交換局、約32の河川横断事業を作る。このアップグレードプログラムを通じ、29県の39地方電化協会は利益を出すことができるだろう」

「エネルギーへのアクセスは、経済成長と繁栄を促進し、収入、支出、教育にプラスの影響を持つ。システム効率を改善することによって、より多くの電気が農村部に到達できる。プロジェクトで経済活動が増加し、農村部の貧困削減に貢献するだろう」と最後に彼は付け加えた。