日本の自動販売機 主要部分はバングラデシュで作られる

スマート車から下着、生きたカニから新鮮なタマゴ、フライドチキンからお湯の入ったカップ麺、日本では自動販売機から何でも買うことができる。そしていつでもどこでも利用可能だ。広く知られてないが、この自販機で商品を選択するとき押されるボタンの90パーセントは、バングラデシュのチッタゴン輸出加工区の工場で作られている。 


1997年、日本のナショナルによって設立されたバングラデシュOpシード会社は、国民一人当たりの最大数の自動販売機を持つ極東の国へ、1999年以来この不可欠な部分を供給し続けている。自販機一台に23人が関わっている。

Opシードの総務部長は、特許取得済みのインターロックプッシュボタンや柔軟性を持ったパネル設計の提案、組立工程での省力化は、お客様から高く評価されていると述べた。

同社は駅にある表示装置盤、鉄道信号、LEDライトのような多くの精巧な装置も提供している。 

総務部長は、日本の鉄道駅にある多くのシグナリングライトや表示装置はこの工場で作られていると言う。

「私たちは日本でかなりの市場シェアを持っている」
そしてチッタゴン輸出加工区に工場を持つ会社は米国へも輸出していると付け加えた。 

工場は日本の技術者とともに約1,000人のバングラデシュ人熟練労働者を雇っている。採用されたバングラデシュ人労働者はそれぞれ、日本人専門家によって訓練されている。 

「日本のお客様は高品質を求めるので、私たちの製品も優れた品質を確実に維持しなければならない。そのため高度に熟練した人材が必要とされる」ディレクターも述べた。 

ビジネス成長は事業開始から絶好調だ。そして今、同社は事業の拡張を行っている。 

「我々はお客様が自動販売機から米袋ですら買うことができるよう、大きなプッシュボタンを開発しているところだ」

総務部長は、同社がバングラデシュでLED電球の販売を開始したと述べた。工場で生産される総電球の10%は地方市場で販売されている。 

我々は、国内の産業プラントの立ち上げに興味を持つ日本の投資家を輸出加工区に呼び込むため、工場内で作られるすべての製品のボディーに「Made in Bangladesh」というスローガンを使う