農村女性は家畜の飼育で変わる

農村部の貧困女性が、NGOから受け取る家畜や手当によって、貧困から抜け出そうとしている。

3人の子の母親ナシマ・ベグムは、将来自分の家に住みたいという夢がある。
一年前、彼女は自宅や生計を持たなかった。
今、彼女はNGO(非政府組織)から受け取った牛から搾った牛乳を売り、家族を養っている。
彼女の隣人タニア・アクタール42歳もまた、彼女の四人の子どものためより豊かな未来を望んでいる。
彼女は飼育している少しの家畜からの収入を通じ、彼女の夢を達成することを望んでいる。
「牛やアヒルを飼育した後、私は来月出産する予定の3匹のヤギを買うため貯金している」とタニアは言う。 

「私は子どもたちに肉や魚から適切な栄養を与えられなかったので、定期的にアヒルの卵を与えている」と彼女は言った。 

タニアの配偶者は農場の季節労働者として働いているが、ナシマの夫は身体に障がいがあり働くことができない。
女たちはクルナのFultala郡Begunbaria村に住んでいる。
彼女たちは二人とも、ブラチの「気候変動関連貧困への取組み」(ACCD)プログラムのメンバーだ。
彼女たちはプロジェクトの下、それぞれ牛と10羽のアヒルを援助され、動物の飼育に関する研修を受けた。
 
いったん貧困と不運に落ち込んだ貧しい農村部の女性は今、彼らの家族のため、より良い未来を楽しみにできる。 

別の女性、Bederdanga村の貧しい未亡人タズリマは、彼女の二人の娘が結婚した後、牛やヤギを増やす日々を過している。
彼女は二年前一頭牛と二匹のヤギを受け取った。
今、彼女は三頭の牛と五匹のヤギを持っている。 

Fultalaのブラチの上席支店長Utpal・クマー・Mazumderは、彼らは2012年に開始したプログラムの下、郡内4村97人の超貧困層の女性に、家畜を配布していると述べた。 

各受益者は、32週間の間、毎週レンズ豆種子にして160Tkか50Tk分相当の手当てが与えられる。
また8ヶ月以上の3分割払いで、牛の飼料600Tk分の割り当てもある。 

「畜産部門は、貧困緩和、自己雇用、栄養改善に大きく貢献している」と、ACCDメンバーの研修を担当するソーシャルコミュニケータのShiekh・Monirul・Hauqeは言った。 

また、プログラムコーディネーターは婚姻届、児童婚防止、持参金、家族計画や予防接種のような重要な社会的課題を議論するため、女性たちとの会合を開催している。 

ACCDプログラムを取得した後、農村の貧困女性は、彼女らの財政状況を変えただけではなく、家族の健康にするための世話も学び、その多くは自宅に掘り抜き井戸や衛生的なトイレを設置した。 

一方、女性が新たに取得した財産が盗まれたり、破損させられたりする懸念があり、地方の有力者たちは彼女たちの資産を守る「グラムDaridrya Bimochone(村の貧困緩和)」委員会を形成している。 

ボランティアのグループはまた、超貧困層と地方公共団体の間を仲介する機能を持っている。
また、最も貧しい家庭の子供たちに、ランドセルを含めた無償授業と教科書を提供している。
「私たちは、地方の教養のある人を誘い、貧しい子供たちのため、無償授業する構想を持っていた。だが失業した若者がそれらを教えることになった」と退役陸軍将校でBegunbaria委員会会長のAnower・ホサインは言った。 

「時には私たちは、ワクチン接種時間の問題に直面する。私たちは、畜産関係者から助けを求め、彼らは貧しい人々を助けにやってくる」木材業者で委員会書記のRejwanホサインは言った。 

女性たちは、自治体のサービスを利用できる、役に立つ特別なカードが与えられている。
郡畜産担当者のSushen・ハルダー博士は、「私たちはこれらの貧しい農村女性たちに特別な注意を払う。ACCDメンバーが私たちに頼みにきたとき、私たちはいつも彼女たちの家畜を適切に治療する」と言った。

 一方地区畜産担当者のM・ニザム・ウッディンは、政府の努力とともに、農村部の貧困緩和に向けた役割をするNGOを高く評価した。

関係者は「現場レベルの担当者の間で、対象となる人々へ近づいてサービスを提供することが自覚されなければならない」と言い、政府と開発仕事に関するNGOとの間が接近し、連携することの重要性を強調した。