寒波がクルナの生活を崩壊させる

濃霧を伴った軽い寒波がクルナや近隣県を含む南西地方上空にかかり、人々の暮らしに大きな被害を与えている。

肌寒い天気がやってきて、人々の日常の暮らしが停滞した。地域を覆う寒波のおかげで、人々の活動は遅く始まり、事業所は通常より早く閉まった。クルナ気象庁のMabia・Khanam観測官は電話を通じ、水曜日(1月21日)、最高気温は23.8℃だったのに対し、最低気温は11.4℃を記録したと述べた。

火曜日(1月20日)、最低気温は12.0℃を記録した。

低所得者層、特に農場労働者、漁業者、人力車の引き手、露天の道端、スラム、その場しのぎの住宅、川沿いのCHARで(川中の小島)地区に住む人たちは、寒さののおかげでかつてないほど苦しんでいる。

市内Sonadangaバス砂地近くのKhorar BostiのゴパルKrisno Shilで暮らす、最近未亡人になったSandha・ラニ(45歳)は、「私は温かい服を買う余裕がないので、この7日間は痛烈な寒さに直面した。そして霧と寒さのおかげで働きに行くことができず、空腹に耐えながらじっとしているしかなかった」と述べた。

Paikgachha郡出身で、市内Khalishpur地区で人力車の引手をしているHamidul・ハク(50歳)は、彼や他の人力車の引手たちは暖かい服を十分持っていないので、ひどい寒さが来ると外で人力車を引くことができず、ガレージでじっとしているしかないと述べた。

「もし誰かが人力車で市内へ行ったとしても、乗客はほとんどいなくて、ほんの少ししか稼げないだろう」
同じガレージの人力車の引手サイフディン(45歳)は述べた。

Rupsha川のCHARに住む未亡人Mafuza・ベグム(65歳)は、あまりにも貧しくて暖かい服を買う余裕はないのに、政府や非政府組織、どちらも助けてくれないと嘆いた。

「毛布さえあれば、この冬を上手にしのいだでしょう。息子は人力車の引手で収入を得ているが、食べ物や日常必需品など基本的なものを買うのが精一杯で、他のものを買うためのお金はない」
彼女はそう付け加えた。

CHAR地域の人々は藁や別の植物の茎を燃やして暖をとっている。一方、市内で暖かい服を売る商売人は活発な商売をしているし、痛烈な寒さは県内の別の場所に住む人々を苦しめ続けた。

街にある冬服を売る臨時の店には今、人々が殺到している。とりわけ低所得者やわずかばかりの収入層は、痛烈な寒さから身を守るため、中古のセーターやジャケット、カーディガン、ウールの帽子、マフラーを買っている。

濃霧や肌寒い風と相まって痛烈な寒さに終日見舞われた水曜日、日雇い労働者や農場労働者が辛い時間を過ごしている中、わずかばかりの人が戸外に出ているのが見られた。

一方、キルト市場は、寒さを利用して活発な商売を行っている。

彼らの製品は値上がりした。

一方、喘息、気管支炎、呼吸器感染症や風邪アレルギーに襲われた多くの高齢の患者たちが、病院に運ばれている。

市内鉄道駅スラムの近くに住む80歳のMonowarul・イスラムは、日曜日の猛烈な寒波以来、風邪と咳による重篤な呼吸困難に苦しんでいた。

「私たちの苦しみを和らげるものは、何もやってこない」
80代のおじいさんは言った。

貧しい人々の苦しみに、小麦やジャガイモ、唐辛子、ボロ稲、養魚の不作が加わっている。