色とりどりの祝祭


昨年、ダッカ大学で女性への性的暴行が行われ、安全上の懸念や、夜の屋外プログラムが禁止されたにもかかわらず、木曜日、バングラデシュでカラフルなボヘラ・ボイシャックのお祭りが祝われた。

ベンガル新年1423年を祝うため、伝統的な衣装を身にまとった数万人が、暑さの中、ダッカの街頭や歴史的なスポットに集まった。

各種集会、ミュージカルプログラム、ケーキフェスティバルは、ベンガル人最大のカーニバルを彩った。

白いサリーを着た女たちやパンジャビをまとった男たちは、様々な工芸品や記念品を展示したボイシャックメラス(Melas)フェア に集う。

過去30年に渡ってイベントを開催してきた文化組織チャハヤノート(Chhayanaut)は、催し物のため、大きなステージを作った。そこでは芸能人が歌い、詩を朗読し、数千人が楽しんだ。

お祝いのもう一つの人気プログラムはダッカ大学美術学部によって引き出された行列、マンガル・ショブハジャトラ(Mangal Shobhajatra)だ。

鳥、カメ、ウサギ、虎、フクロウ、ゾウの大きなレプリカや、巨大でカラフルなお面の行列は、悪に打ち勝つ善を象徴している。

何千人もの人々が伝統的な楽器のビートに合わせて踊り、イベントに酔いしれた。

大学にあるすべての寮は、学生へ特別な料理を振る舞った。 献血組織バドハ(Badhan)やダッカ大学ジャーナリスト協会などの組織は、無料でパンタアイリッシュ(Panta Ilish:水に浸したご飯とヒルサ) を提供した。

近隣住民は3日間の休暇を取り、ベンガル新年を祝うため故郷に帰省したため、キャンパス内の人出は去年より少なかった。

「今年はブブゼラがなく、治安部隊もいたので安心して楽しめました」
家族でダッカ大学のキャンパスに遊びに来たアエシャ・アクータ(Ayesha Akhter)さんは言う。

政府は安全確保を理由に、甲高い不快音を生み出すブブゼラやお面をつけることを禁止していた。

The Daily Star April 16 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/colour-festivity-1209559