言論の自由への弾圧

昨年、バングラデシュの全体的な人権状況に改善がなかったと、英国が述べた。

2015年度の年次人権報告書で英国は、世俗主義の作家や少数宗教への攻撃増加、言論の自由への圧力があったと懸念を示した。

外務省によって公表されたその報告書は、バングラデシュ、ミャンマー、パキスタン、アフガニスタン、中国、ロシアを含む30ヶ国を、“人権を優先させる国”として発表した。

報告書では、負担がかかりすぎる司法制度と法廷を通した処理の遅れは、人々が自らの手で裁くという暴力文化に貢献すると指摘する。

過剰な実力行使や殺害、強制的な拘束が罰を受けずに行われている一方、幅広い犯罪に対して死刑が合法的に執行されている。

国際犯罪裁判所(ICT)で有罪判決を下された3人の戦犯を含む、少なくとも5人が昨年処刑された。

与党アワミ連盟と反対勢力のBNP間に横たわる未解決の政治的緊張について報告書は、2015年度第1四半期のBNP上位指導者の逮捕、BNPによる主要な輸送の封鎖や繰り返されるストライキが人々の安全と暮らしに脅威を与えたと述べた。

報告書ではバングラデシュ経済への女性の貢献を賞賛した。しかし女性はまだ男性と同じ社会的地位を享受できず、性の暴力は依然として問題となる。児童婚も重要な懸念を残したままだ。

また報告書ではバングラデシュの経済が発達し、2021年までに中所得国となることを述べている。

「私たちはバングラデシュの指導者が、2016年以降、ポジティブな人権主義をとり、軌道修正することを応援します」

「無料で、公平で、参加型の選挙も重要です。私たちはすべての政党が、2019年の議会選挙でこれを達成する方向へ動くことを応援します」

The Daily Star April 22 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/pressure-free-speech-increased-1212835