発展を支える若者労働力

バングラデシュには2030年まで増え続け、劇的な社会経済的発展に貢献することができる、巨大な若い労働力を持っている。

本日公表される国連開発計画(UNDP)のアジア太平洋人間開発報告書2016によれば、2030年以降、高齢者人口の割合は上昇し、財政運営を圧迫する。

バングラデシュはこの統計結果を利用し、差し迫った課題に対して準備をする必要がある。UNDPは「未来を形作る:変化する人口統計はどのように人間開発を促進できるか」と題した報告書の中で述べた。

より多くの労働者が貯蓄し、税を支払うようになれば、成長と発展が進む見込みがある。だがこのこの機会を利用するため国は、多くの仕事だけでなく、より高い賃金と生産性を保証するより良い仕事を創出する必要がある。それゆえ政府は労働市場の成果を高められる先取りする政策を持つ必要があり、そうでなければ重要な機会を失う。
報告書の著者の一人タスニーム ミルザ氏(Tasneem Mirza)が述べた。

1.6億の人口のうち、1.05億人は15歳~64歳だ。報告書によればこの年齢グループは2030年に1.3億人へと増加する。

現在60歳以上の人々の数は1100万人であり、2030年に2200万人、2050年に4400万人となる。

高齢化人口の増加で、国は年金計画により焦点を合わせなければならないだろう。その後、より少ない人口規模になった労働人口が、高い税金を支払わなければならなくなるとタスニーム ミルザ氏(Tasneem Mirza)は述べる。

バングラデシュ統計局は過去2年間で60万の雇用が創出されたが、実際は260万人の雇用が創出されるべきだったという。

失業者の74%近くは若者だ。

またバングラデシュでは労働年齢女性のわずか55%しか雇用されていないので、増加する必要があると報告書はいう。

他のアジア諸国と同様、バングラデシュは高い貯蓄を持ちながら投資は低い。より多くの外国投資を呼び込むためには、輸送とエネルギーインフラ、政治的安定が必要である。
The Daily Star April 26 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/youth-workforce-lead-future-development-1214713