外国人労働者を求める日本2


審議会メンバーは外国人労働者数を現在の約90.8万人から倍増させ、「未熟練労働者」という用語を無くすための枠組みを作ることを提案した。

木村義雄審議会チーフは7月の参院選前ということで、この提案は「移民政策」と誤解されてはならないと強調し、労働や公共の安全にいかなる負の影響を与えない措置が必要だと述べた。

政府は移民政策を採用しないと主張するが、たとえどのような言葉を用いようと人口減少に直面した政府はかつての態度を変えており、実際の移民政策に向かって動き始めている。元東京入国管理局長のサカナカ ヒデノリ氏は言う。

日本経済の根本的な問題は潜在成長率が低いことである。それを上げるため、移民政策を含む大きな構造改革が必要だ。村上誠一郎自民党審議会顧問は言う。

影響力のある日経ビジネスウィークリーは、外国人労働者主導型成長戦略をイミノミクスと呼んでいる。このイミノミクスとは、首相の「アベノミクス」復興計画と「immigrants」の日本語の意味である「イミン(移民)」との語呂合わせである。しかし安倍首相は出生率の優先度を高めながら、労働力として多くの女性や高齢者を想定している。そして政府は公にはいかなる移民政策をも排除している。

安倍首相の右腕である菅義偉官房長官は、我々は可能な限り女性と高齢者を動員しようとしているが、同時に外国人の受け入れが主要な問題であることを認識していると述べた。

菅官房長官は、将来未熟練外国人労働者の永住についての問題が議論されるだろうが注意が必要だと付け加えた。保守層は大きな変化に抵抗するだろう。

元労働大臣は自民党審議会で外国人美容師の受け入れ提案にコメントした。外国人美容師の顧客が外国人である限り、そのアイデアはすばらしいと。

The Daily Star April 28 2016
http://www.thedailystar.net/business/global-business/japan-eyes-more-foreign-workers-1215442