進歩を求めて

進歩を求めて
国際化の時代、バングラデシュに居ながら最新の品物を体験するというのはもはや不可能なことではない。だが上海で開催された"コンシューマー エレクトロニック ショー(CES) アジア2016"では、技術の進歩には終わりがないことが示された。

CESではレーザーにロボット、ドローン、3Dプリント、電気自動車、バーチャルリアリティ、その他最新のものが世界中から集められ、展示された。これからの技術革新は人生や生活、コミュニティ、社会といった広範囲に影響を及ぼしていくことを感じさせられる。

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バングラデシュ内外を問わず、全ての人がインターネットに接続するようになれば、間違いなくサイバーセキュリティが重要な問題となるだろう。中国の多国籍企業ファーウェイ(Huawei)のケビン ホー(Kevin Ho)携帯電話部長は、生きている孫と死亡した祖父母などのような世代間コミュニケーションは、バーチャルリアリティを用いた記録を利用していけば可能になると予測する。ホー氏はこれを次代発展サイクルと銘打ち、大容量記録装置の必要性を語った。

"CESアジア2016"には世界中から375を超える企業が集まり、最新の技術を披露した。バングラデシュとミャンマーからは2つの代表者団が招待された。この2ヶ国は現在消費財の製造や供給国として注目されている。

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会場は好奇心旺盛な来場者でごった返していた。JD電子の代表者は筆者に、スピーカーの"ディンドン(DingDong)"がこちらからの問いかけに返事するところを見せてくれた。別の出展者はおもちゃのようなヘリコプターを展示していた。荷物を10キロメートル先まで運ぶことが出来るのだという。

スマートダイナミクス社のブースでは、"セキュリティロボット"が車のナンバーを分析して情報を割り出す場面を実演していた。

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ICT革命を成し遂げたばかりのバングラデシュにとって、CESのようなイベントは幅広い知識を得られる場となる。最新製品や流行、ビジネス傾向、企業投資、消費者の関心、そして大規模な展示会の組織運営方法もだ。

Prothom Alo May 19 2016
http://en.prothom-alo.com/science-technology/news/105101/Still-looking-for-defining-changes