オアシスの危機(後)

オアシスの危機(後)
サブジュバグ ターナ バラーマス ロッカ(Sabujbagh Thana Balurmath Rokkha)委員会のハニフ シャヒド常任理事によると、バサド バラーマスの1km圏内には公立の2校を含めた145の小中学校、高校、大学が存在し、バサボ、カダムトラ、サブジュバグの3地域をカバーしているという。

パキスタン統治時代、バサド バラーマスは湖であり、カマラプール駅建設のための土をここから運び出した。後にPWDに引き渡されたが、土地測量や国による土地収用、さらには市の調査時にさえも湖として記録されているとハニフ氏はいう。

PWDが1997年に発行した広報では39ビガー(約15.6エーカー)の土地が野原(公園を含む)として記録されており、2004~05年には一部を除いてバサド バラーマスを砂で埋め立て、野原にしたと書かれている。

2004年には一部の不心得者が土地の所有権を奪おうとする企てがあり、2009年には郵便局の建設計画があったが、どちらも異議を受けて失敗に終わったとハニフ氏はいう。

一部の有力者がバサド バラーマスの南入口側に30~40程度の店舗を違法経営しており、さらに西側はリキシャ車庫で占拠されていると地域住民はいう。

2015年7月3日、環境9団体がバサド バラーマス教育施設建設計画反対運動を行い、不法侵入させないこと、空き地のまま残しておくことを政府に求めた。

Bapaのイクバル ハビブ(Iqbal Habib)理事長は、バサド バラーマスは空き地として区画されているため、教育施設の建設計画は1953年のDAPによる計画原案や2000年の空き地・水地保全計画に違反するという。

第4区のムド ゴラム ホサイン(Md Golam Hossain)区長によると、4区住民はバサド バラーマスを遊び場や公園とみなしており、教育施設の建設には反対しているという。

「区長として建設計画には全面的に反対です。今やこの地域には、新鮮な空気を味わえる場所がほとんどありません」

The Daily Star May 21 2016
http://www.thedailystar.net/city/another-oasis-under-threat-1227379