玄関先へ来る移動図書館

玄関先へ来る移動図書館
ナオガオン県モハデブプール郡で最近導入された10台の移動図書館が大きな反響を呼んでいる。

タジキール ウッザマン(Uz-Zaman)郡行政官(UNO)は、本を買う余裕のない一般家庭、特に児童や生徒がいる家の玄関先に直接本を届けるという取り組みを行った。

移動図書館の名前はディープシクハ(Deepshikha)(炎)だ。

約千人の本好きは、各ユニオンに1台、全部で10台ある移動図書館を毎日訪問しているとウッザマン氏。

図書館ではフィクションや辞書、教科書を理解するための参考書など、異なる種類の本が利用できる。

本には高価なものもあるが、村人は無料で読んだり借りたりできるのでとてもありがたいという。

郡は移動図書館を開設するため、人力車バン(rickshaw-vans)を利用した。

各ユニオン警察は毎日自主的に、別の村にディープシクハを運ぶよう命じられた。

児童や生徒たちに読んでもらうため、ディープシクハは毎週少なくとも3つの教育機関で停止する。

ディープシクハの管理人の1人ランジットロイさんは、バンは収入を得るのに役立っているという。関係当局がその車両を使い、ノートやペン、鉛筆、幾何学ボックスなどの教材を販売することを許可したからだ。

本を買う余裕のない人は簡単に借りられる。その取り組みの一端を担っていることをとてもうれしく思う。すべてのユニオンの人、特に児童生徒から良い反応があるとランジットさんはいう。

「移動図書館は良い取り組みです。買うことができないような本があるので私たちは助かります。玄関先に図書館が来るなんて、以前は想像することができませんでした」
8年生のスリヤさんは笑う。

プロジェクトのため、政府の基金から65万Tkを使った。農村部の人々に本を読む習慣を築きたい。ウッザマン氏はいった。

The Daily Star May 28 2016
http://www.thedailystar.net/city/mobile-libraries-doorsteps-enlightening-naogaon-people-1230628