手作りムリが人気(後)

手作りムリが人気(後)
チミルカティ村の農家、バブル カーンさんの家を訪れた。従業員は交代しながら昼夜問わず作業を行い、良質なムリを作る。膨れた米の鳴らす音はとても柔らかく、音色やリズムがあるようにも聞こえる。まるで一つの楽曲だ。

その日は暑い日で、みんな一生懸命作業をしていたが、私のことを歓迎してくれた。彼らはとても誠実で友好的だった。バブルさんの家を去るとき、彼は私にムリのスナック菓子をプレゼントしてくれた。それはこれまで食べたことのない味わいだった。

ムリ生産はナルチティで大きく増えている。この地域のムリの生産拡大には、農家のブジュラク カーンさんが大きな役割を果たした。ブジュラクさんはチミルカティ村で暮らしている。

「私はずっと伝統的なムリ作りをしてます。多くの村人は私のやり方を見て、暮らし方を変えました。手作業のムリ作りは、ナクチーという特別な米を使います」
ブジュラクさんはいう。

ムリを生産するのに理想的な村があるように、販売するのに理想的な市場がいくつか存在する。その一つがピロジプール県ボイタカタ(Boithakata)郡にある。

良質なムリがどのように売られるのか、現地を訪ねてみた。

ここで売られるムリのほとんどは、地元の特別品種であるナクチー米から作られる。国内で作られたムリは今やアブダビやサウジアラビア、カタール、英国、ベルギー、フランス、シンガポールなどに輸出されようとしている。

バングラデシュ国外居住者の間でムリは大変人気がある。外国から来た人々ですらバングラデシュ産ムリを喜んで食べる。

親愛なる読者の皆様。食の安全についてもっと認識して頂くよう、心の底からお願いしたい。ラマダンの1ヶ月間、商人は良質で純粋なムリを消費者に販売すべきだ。

最後になったが、神聖なるラマダンを心から祝福する。

The Daily Star June 08 2016
http://www.thedailystar.net/country/handmade-muri-high-demand-during-ramadan-1236070