ウィンウィンのビルマ葡萄1

ウィンウィンのビルマ葡萄1
拡大を続ける需要、栽培の容易さ、今シーズンの好ましい天気による豊作を受け、ラルモニルハットのビルマ葡萄(lotkon)農家たちから笑みがこぼれる。消費者が求める無農薬や減農薬栽培においてもビルマ葡萄は花形役者だ。ビルマ葡萄は混じりっ気なしの自然界の産物なのだから。

「我々はビルマ葡萄に決して農薬を使いません」
アディタマリ郡(Aditmari)ディガルタリ村(Dighaltari)のハリナト センさん(56)は胸を張る。
「ビルマ葡萄は自然のまま育ちます。化学薬品は必要ありません。1本の木から7マウンドほど収穫ができ、果樹園へ直接買いにくる商人に販売します」

「私はビルマ葡萄を5本持っています」
近所に住むジャルダール チャンドラ センさん(45)はいう。
「数年前は考えもしませんでしたが、2012年にはビルマ葡萄の販売で家族を養うのに必要な分プラス1万8千タカ(2万4200円)を稼ぎました。今年は少なくとも2万5千タカ(3万3500円)は稼げそうです」

ラルモニルハット農業普及局のサファイエト ホサイン副所長によると、ビルマ葡萄は知られていたが、農家はビルマ葡萄が持つ商業的な可能性に気づいていなかったという。
「今では多くの人たちがビルマ葡萄を商売目的で育てており、毎年予想収益を達成しています」
普及局ではビルマ葡萄の無農薬栽培について、技術的支援を行っている。

ラルモニルハット県サダル郡(Sadar)フルガッチ村(Fulgacch)在住のシャリフル イスラムさん(42)も、ビルマ葡萄から満足を得ている農家の一人だ。
「2013年、5ビガの土地にビルマ葡萄を150本植え、商業生産を始めました。6月第1週から7月中旬にかけて収穫を行います」

「近所の人は私が成功したのを見て、商業生産を始めるようになりました」


The Daily Star June 10 2016
http://www.thedailystar.net/country/lotkons-win-win-farmers-and-consumers-1237402