村人たち自作の竹橋

村人たち自作の竹橋
テースタ(Teesta)川流域にある3つの中州村(char)の住民たちは、シュンドルガンジ(Sundarganj)郡タムブルプール(Tambulpur)にある支流に、自分たちの手で竹橋を架けた。

橋の完成で農産物の運搬や郡本部との意思疎通、通勤通学が楽に行えるようになり、人々の苦しみは和らいだ。

過去20年間、コルダ(Khorda)村、ラトサラ(Latsala)村、タラプール(Tarapur)村の住民たちは、雨季に支流を渡るには小舟や筏を使わなけらばならず、激流で転覆する危険があった。もちろん時間もかかった。

乾季でも膝や腰までの深さがあるため、農家は作物を市場に持ち込めなかった。目的地にたどり着くには7キロ余計に移動しなければならなかったという。

支流両側の住民は3ヶ月前、長さ300フィートの竹製の橋を支流に架けることを決めたという。そのため竹や木材、その他必要な資材を調達し、自発的に橋の建設を始めた。

ある人はお金や建設資材を提供し、別の人は労働力を提供した。

「支流を越えるため、渡し舟を長い時間待たなければなりませんでしたが、状況が変わりました」
シュンドルガンジ郡コルダ村の農家アブル カシェムさんはいう。

「農産物を市場に運ぶのは大変でしたが、ずっと楽になりました。橋のお陰で運搬費用や所要時間が減りました」
商人アブドゥス サラムさんはいう。

「舟で越える雨季はとても危険だったため、子どもを学校に通わせていませんでした。橋のお陰で生徒たちの通学が楽になりました」
アムジャド ホサインさんはいう。

「橋を架けるよう行政には何度も掛け合いましたが、誰一人として応えてくれませんでした。ですが住民が自発的に橋の建設を進め、とうとう完成したのです」
タラプールユニオンのアミヌル イスラム レブ議長は笑った。

The Daily Star June 22 2016
http://www.thedailystar.net/country/villagers-build-bamboo-bridge-self-help-basis-1243540