断食かご馳走か(前)

断食かご馳走か(前)
断食明け最初の食事イフタールにご馳走を食べてはいけない。気を付けなれば食べたものが深刻な健康被害を起こす。例えば体重が減るどころか、増えたりもする。

断食を行わない時間帯、日没から夜明けまでのご馳走は不健康だと主張する栄養士から、こんな警告が発せられた。

「ラマダンの根底にあるメッセージは自己修練と自己統制です。この理念が日没に崩れてしまってはなりません。イフタールの食べ物は簡素に、普段の食事から離れ過ぎないものにすべきです」
タズル イスラム教授は言う。

ラマダン月の間、イフタールはほぼ全ての階層の人々に幅広い食べ物の選択肢を与える。
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ジュースや果物、ピアジュ(玉ねぎとレンズ豆の揚げ物)を始めとした揚げ物料理、ポテトチョップ(ジャガイモのパンケーキ)、チョーラ(カレーの1種)、ムリ(膨らし米)、そしてこれらを組み合わせたものがごく一般的なバングラデシュのイフタール料理だ。

食事好きの人たちは、時にはハリーム(肉入りシチュー)やビリアニ(カレーの1種)、ケバブ、その他よだれの出るような豪華なご馳走をイフタールに食べる。

「断食祝いに出るような、伝統的な豪華料理は避けましょう。14~15時間の断食を行った後、私たちの消化酵素は揚げた肉のような食べ物を消化するのが困難になっています」
タズル教授は指摘する。

栄養士のマスマ アクテールさんも沢山の油で揚げた料理を食べることで、尿感染や高血糖症、消化トラブル、胃痛、その他の健康問題が引き起こされる危険性があるという。
「食べ方次第では肥満の原因になります。長時間の断食の後、私たちは手当たり次第に大量の飲食をしてしまいます」
マスマさんはバナニの食事療法センターMMDCで、食事・栄養コンサルタントも務めている。

Prothom Alo June 28 2016
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/110041/Fasting-or-feasting