反テロへの責任伝える

反テロへの責任伝える
シェイク ハシナ首相は7月15、16日にモンゴルで開催されるアジア欧州会合(ASEM)で、テロリズムとの闘いに対するバングラデシュの"強い責任"を強調する。

第11回目の会合は国際社会に向け、テロリズムは決して許されないという明確なメッセージを発信する見通しだ。ハシナ首相は会合に出席するため、明日、モンゴルへ出発する。

会合に合わせてハシナ首相は、日本の安倍晋三首相やイタリアのマッテオ レンツィ閣僚評議会議長(首相)、ロシアのウラジミール プーチン大統領、ドイツのアンゲラ メルケル首相、欧州理事会のドナルド トゥスク議長、欧州委員会のジャン クロード ユンケル委員長、モンゴルのツァヒアギーン エルベグドルジ大統領、ミャンマーのティン チョー大統領など、およそ10名の世界の指導者たちと会談を持つ。

外交筋によると、ハシナ首相は指導者たちとの二国間会合で、7月1日と7日に発生したテロリスト襲撃に触れ、国内外両方の文脈でバングラデシュの治安情勢について要点を伝えるという。

さらにテロリズムや暴力的な過激主義と闘う構想、いかに政府が上手く襲撃を鎮圧したか、政府による今後の襲撃防止策を伝えるという。

ハシナ首相は日本、イタリア両国の首相の懸念に対処するよう努める。7月1日の襲撃で日本人とイタリア人が犠牲になったためだ。昨年もダッカ(Dhaka)とロングプール(Rangpur)で、イタリヤ人と日本人が殺害されている。

両国市民は標的にならないとダッカは繰り返し発信してきたが、今回のテロでは両国市民が犠牲となった。

ハシナ首相は世界の指導者たちとの会合で、各国外交員やバングラデシュ在住の外国人、外交使節の安全を保証するダッカの包括的な治安策を知らせる。

ダッカで7月1日に発生したイタリア人9人と日本人7人が殺害された襲撃事件を受け、日本やイタリアの指導者は、反テロリズムの方策をASEMの重要議題として取り上げ、ASEMは国際社会に対してテロリズムは決して許さないという明確なメッセージを発信するべきだという意見を示している。

また安倍首相とレンツィ首相は、主要7か国(G7)伊勢志摩サミットの成果に則り、日本とイタリアは今年と来年のG7サミット議長国として、国際的な反テロリズム活動を主導するため、緊密に連携するという見解を示した。

ハシナ首相は明日午前11時にダッカを発ち、モンゴルの首都ウランバートルに向かう。帰国は7月16日の夕方となる。

アジア欧州会合(ASEM)は欧州連合加入国28ヶ国と欧州の非加入国2ヶ国、EU、アジア21ヶ国、東南アジア諸国連合(ASEAN)事務局の53の国と組織が集う、対話と協力の場だ。

ASEMは相互尊重と平等なパートナーシップに基づく両地域の関係強化を主眼とし、政治や経済、文化の問題について対話を行っている。

The Daily Star July 13 2016
http://www.thedailystar.net/backpage/pm-speak-dhakas-anti-terror-commitment-asia-europe-meet-1252771
翻訳:ハセガワ

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