襲撃犯はジェナイダにいた

襲撃犯はジェナイダにいた
ホーリーアルチザンベーカリー襲撃犯の1人はおよそ4ヶ月間クルナ管区ジェナイダ(Jhenidah)県で暮らしており、グルシャン(Gulshan)での血なまぐさい包囲戦が起こった7月1日のほんの数日前、そこを離れた。

包囲戦で死亡したテロリストの1人、ニブラス イスラム容疑者(22)は他の7人の若者たちと共に、3月始め、ショナリパラ(Sonalipara)村にある2部屋を月2300タカで借りた。

大家の妻ビルキス ナハルさんによると、ニブラス容疑者はサイエードと名乗り、6月28日まで滞在していたという。

8人は皆、学生だと言っていたという。

ニブラス容疑者以外の7人の入居者の名前を知っているかと尋ねられたビルキスさんは、ムスタファという1人の名前だけを覚えていると話した。

ビルキスさんによると、ニブラス容疑者はイスラム大学への入学を目指していると言ったという。
「家にいた全員の事を個人的に知っていたわけではありません。ですが、彼らはいい人たちだと思っていました」

ニブラス容疑者とよくサッカーをしていた近所の若者が、メディアが公開したカフェ襲撃者の写真から彼を特定した。
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彼らはニブラス容疑者があのような虐殺を行ったことにショックを受けている。

7月6日、警察たちはこの2部屋に乗り込んだが、入居者たちはその前日には全員退去していたとビルキスさんはいう。

ビルキスさんによると、部屋を捜査した数時間後、緊急行動隊(RAB)と警察の10~12人ほどがやってきて、ビルキスさんの夫で陸軍退役軍人のカウサル アリさん(50)と2人の息子ビンサール アリさん(24)、ベンジール アリさん(22)を逮捕したという。

近所の人の話によると、ニブラス容疑者が部屋を借りる際手助けをしたショナリパラモスクのイマム[1]ムド ロコヌッザマンさんと、村人のアブドゥル ロブさんも逮捕されたという。

だが警察とRABは彼らの留置は行わなかった。

8人の入居者のうち5人は20日前に、残りはグルシャン襲撃の数日後に退去したとビルキスさんは話す。

警察によると2月8日の早朝、ニブラス容疑者と3~4人の共犯者はダッカ(Dhaka)で逮捕を逃れたという。

警察署に保管されたニブラス容疑者を含む12人に対して書かれた事件の文書によると、この日警察は過激派らしき数名が破壊活動を企てているとの情報をキャッチし、シャーバグ(Shahbagh)地区で捜査を行っていた。

警察はバングラデシュ工学研究所前で過激派と思われる3人を逮捕したが、ニブラス容疑者を含む3~4人が逃走したという。

逮捕者はライヤン ミンハズ容疑者、アーメド シャッムール容疑者、トウヒド ビン アーメド容疑者だった。

事件の報告書は、容疑者らのソーシャルメディアや電子メールのアカウントが、国内過激派の活動の重要な情報につながる可能性があるという。

7月1日夜、武装したテロリストが高級街グルシャンの飲食店を襲撃し、人質20人を殺害した。イタリア人9人、日本人7人、バングラデシュ人2人、インド人、バングラデシュ生まれのアメリカ市民がそれぞれ1人、命を落とした。

人質拘束は11時間に及び、7月2日の午前8時、陸軍の特殊部隊がカフェへの強襲作戦を行い事件は終息した。この"サンダーボルト作戦"で、5人の過激派が死亡した。

The Daily Star July 15 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/nibras-was-jhenidah-mess-1253980
翻訳:ハセガワ

#バングラデシュ #ニュース #ダッカ人質事件