国のイメージを損ねる者たち

国のイメージを損ねる者たち
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シェイク ハシナ首相は昨日、グルシャンでのテロリスト襲撃事件はバングラデシュのイメージ失墜をもくろむ、何らかの既得権益者によって実行されたと話した。

テロリズムや過激派は今や世界的な困難として現れているが、グルシャン襲撃事件は間違いなくバングラデシュのイメージに傷をつけた。首相は官邸で行われた記者会見でそう話した。

記者会見は7月15~16日モンゴルの首都ウランバートルで開催された第11回アジア欧州会合(ASEM11)への参加報告のため行われたが、バングラデシュや他国で最近発生した襲撃事件の影響で、テロリズムや過激派問題が大きく取り上げられた。

過激派やテロリズムはどこか1国が単独で懸念するものではない。全世界がこの恐ろしい情勢に震撼しており、テロリストや過激派に反対する世界的な合意が形成された。

世界経済が減速する中でバングラデシュが成長を遂げていることを受け入れられなかった国内や、外国の集団が、グルシャンの襲撃に関わった可能性がある。

過激派やテロリズムに関連する者、戦争犯罪歴のある者、人を生きたまま燃やしたことがあるような者を除けば、国民の間でテロリズムや過激派の暴力に反対する国家的合意が形成された。

「しかし、テロリストの撲滅に真に必要となる一般市民の結束は既に形作られており、その結束が継続されるのです」

また海外メディアがバングラデシュのテロ事件報道を誇張したという見解を否定した上で、海外メディアは事件を生中継するほど野次馬的ではなかったと、国内メディアを非難した。

「彼ら(海外メディア)は恐ろしい場面を避けつつ、事件を報道しています。ですが私たちのメディアはそのような事には気を配らず、犯人に対する取り締まり機関の準備さえ生中継で公開しました」

海外メディアは常に国内のメディアを情報源に用いており、グルシャンの襲撃事件ではCNNを含む海外メディアはバングラデシュのテレビ局のニュースや写真を再編成していたと首相はいう。
「では私たちは誰を非難すればいいのでしょうか」

首相によると、政府は情報機関から得た情報を他国と共有し、裕福な家庭の子どもをそそのかし過激化させた者、資金提供者、武器提供者、訓練を施した者の特定に重点を置いているという。


The Daily Star July 18 2016
http://www.thedailystar.net/frontpage/those-out-hurt-countrys-image-behind-gulshan-attack-1255399
翻訳:ハセガワ

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