本日、混雑か

本日、混雑か
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大学生のタンジル アーメドさんは疲れているように見えた。

ダッカ(Dhaka)コムラプール鉄道駅チケットカウンター前の長い列に並んだのは午前4時半。立ったまま5時間経った今、襲い来る睡魔と格闘していた。 

列が進むにつれ、自分の分のチケットが残っているのか、身に降りかかったあらゆるトラブルが意義のあるものだったかどうか分からず、緊張感が増した。午前10時ごろ、アーメドさんは興奮した様子で飛び跳ねた。手には9月7日発、ラジシャヒ(Rajshahi)行きの乗車券がしっかり握られていた。

「イード休みを故郷で大切な人たちと一緒に祝える、この素晴らしい瞬間を想像すれば、もう苦しみも消え失せました」
アーメドさんはデイリースターに話した

9月12日が祝祭予定のイード アル アドハーに先立ち、ストレスのない旅路を確保するため、販売が開始された前売り乗車券を買いに数百人がカマラプール駅に集まった。

長時間待ったにも関わらず、ほぼ全員が乗車券を入手でき、午後12半頃列は消えた。午後1時頃現地を訪れた特派員はラジシャヒやジャマルプール(Jamalpur)、シレット(Sylhet)、チッタゴン(Chittagong)、ディナジプール(Dinajpur)、ロングプール(Rangpur)などほぼ全ての行き先の乗車券が残っていることを知った。

鉄道職員は高い需要の影響で、今日から混雑が激しくなると予測している。9月8日、9日、10日、11日の乗車券はそれぞれ今日、8月31日、9月1日、2日に販売される。

職員によると、乗車券は毎日4万4千枚ほど売れており、イードラッシュ中、毎日約6万5千~7万人が出発するという。この時期には"立ち乗り乗車券"も入手可能だ。何人か鉄道職員はバングラデシュ鉄道の収容力は、ここ数年で拡大したと主張する。

「この6ヶ月間で150両の客車を新たに購入しました。これにより9千人程度を輸送できるようになります」
管区輸送官のマーブブル ラーマン氏は話した。

過剰な混雑に対処するため、9月9日から毎日378本の通常運行に加え、10本の特別列車が走る。

イード日には国内最大の集会を記念し、バイラブ(Bhairab)-キショルガンジ(Kishoreganj)-バイラブ区間、マイメンシン(Mymensingh)-キショルガンジ-マイメンシン区間で"ショラキア特別列車"が運行される。

さらに現行の客車1006両と機関車202両に加え、客車140両と機関車18両が投入される。バングラデシュ鉄道のアムザド ホサイン局長によると、乗車券の闇取引や破壊活動を阻止するため、適切な安全手段が講じられるという。

身近で大切な人たちと故郷でイードを祝うため、毎年600~700万人がダッカを離れる。旅行会社によると、その多くは道路または鉄道の旅だという。

The Daily Star Aug 30 2016
http://www.thedailystar.net/city/sales-ease-may-not-continue-today-1277584
翻訳:長谷川

#バングラデシュ #ニュース #イード