チャー患者の苦しみ

チャー患者の苦しみ
フォリドプール(Faridpur)県ハリラムプールとダウカハリユニオンのチャー(川底から隆起した陸地:中州)地区のたった一台の水上救急車は、この3年間放置され、荒廃してしまった。

保健省は2013年、2つのチャーユニオンの重症患者を病院へ運ぶため、チャーボドラソン(Bhadrasan)郡の健康複合施設に水上救急車を配置した。

それは2013年5月12日、ハリラムプールユニオン議会(UP)のKM オバイドゥル バリ議長に引き渡された。

今回訪問すると、水上救急車はハリラムプールのジャカルシュラ乾いた土に置かれていた。エンジンやその他装備品は損傷を受けているように見えた。

チャー地区の病人はパドマの川岸まで運ばれ、その後ボートで別の川岸にある病院まで連れていかれる。
ハリラムプールユニオンパルボシャラプール村の住人サジャッタ ボグム(40)さんが話してくれた。

「時々妊婦が川を渡るボートの上で赤ちゃんを産むことがあります。また重症患者が治療を受ける前、ボートの上で亡くなったこともあります」

ハリラムプールユニオン議会(UP)のオバイドゥル バリ前議長はいう。
「郡議会が水上救急車を受け取ってから、私は患者を運ぶため、15回使いました」

「水上救急車の正式な運転手がいなかったので、私は村の警官に運転させました。しかし流れが強くてパドマ川を横切ることができませんでした。それで私はボートを陸地に置いたままにしたのです」

「エンジンはすでに損傷し、運転する人がいないため、水上救急車はもう動かせないでしょう」
チャーボドラソン郡のパラバス チョードリー郡行政官は話した。

バングラデシュ/The Daily Star Nov 09 2016
http://www.thedailystar.net/country/char-patients-suffer-1311853
翻訳:吉本
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