CHTの新プロジェクト

CHTの新プロジェクト
バングラデシュ政府は国連開発計画(UNDP)と新たな開発プロジェクト協定に調印し、チッタゴン丘陵地帯(CHT)平和協定1997の完全な実施に対する誓約を再確認した。

UNDPの報道発表によれば、新プロジェクト"チッタゴン丘陵地帯における包括的開発の強化"は、ランガマティ(Rangamati)、カグラチョリ(Khagrachari)、バンドルボン(Bandarban)の丘陵地帯3県の持続可能かつ包括的な開発に重点を置いているとされる。

このプロジェクトは2003年から実施している"チッタゴン丘陵地帯における開発及び信頼構築の促進"の後続プロジェクトで、今後5年間実施される見通しだ。

報道発表によると、チッタゴン丘陵地帯問題省はプロジェクト活動全体の所有権と責任を引き受け、結果の説明義務を負うという。

「我々はこのプロジェクトを通じ、平和協定で掲げられながら、いまだ完全に達成されていない開発と信頼構築の目標に取り組みます」
同省副長官のモハンマド アブドゥル マティン氏はいう。

この新プロジェクトには3162万9363ドル(36億円)が割り当てられた。このうちの約1960万ドル(22億3千万円)はデンマーク基金(855万ドル:9億7200万円)や南アジア地域協力連合(SAARC)開発基金(155万ドル:1億7600万円)、米国国際開発庁(349万ドル:3億9700万円)、UNDP(100万ドル:1億1,370万円)、バングラデシュ政府(500万ドル:5億6,800万円)から提供される。

残り1200万ドル(13億6500万円)は他の開発パートナーが賄う。

「チッタゴン丘陵地帯開発の新たな段階は、丘陵地帯開発の新しい問題や現在残っている問題に対処します。主な目的はこの地帯の全てのコミュニティの包括性であり、これにより生態系や社会発展、施設開発により強い効果をもたらせるようになります」
UNDPバングラデシュのスディプト ムカルジー事務局長は話した。

バングラデシュ/Prothom Alo Dec 01 2016
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/131157/31m-project-for-CHT-dev

翻訳:長谷川
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