環境配慮型工場のトップ10に

世界で25の環境に優しい工業建築物リストの10位までに、バングラデシュの7つの工場が入ったことは大きな励みだ。バングラデシュ既成衣料品産業が海外の様々な方面から批判にさらされている昨今、米国グリーンビルディング協会によって表彰されるLEED(環境には配慮した建物の評価・認証システム)の証書はバングラデシュが優秀であるという証拠だ。

100点満点で97点を取ったナラヤンゴンジ(Narayanganj)アダムジー輸出加工区(EPZ)にあるバングラデシュの既成衣料品工場レミ・ホールディングは、世界でナンバーワンの環境配慮型工場となった。ランキングの世界第2位はナラヤンゴンジのパルミー・ファッションだ。他に順位入りしたバングラデシュの工場はABAグループのビンテージ・デニム、SQセルシアス2、ジェネシス・ウォッシング、SQコルブランス、SQビリチャイナだ。

我々はその工場の所有者たちを称える。我々は工場の労働者に感謝している。環境保護における成果を導いたのは彼らの協調努力による。我々は続く他の人たちにとって彼らが手本となることを願う。環境に優しい工場は衣料縫製産業のみに限られてはならない。

環境配慮型工場の上位10工場のある所有者のコメントは広く知れ渡るべきだ。環境に優しい工場を建設するのにより費用がかかってもバイヤーは余分には支払わない。工場の労働環境に対して高い意識ある海外のバイヤーは追加費用を支払ったらどうか。

これらの工場の成功は他工場への刺激となる。ラナプラザやタズリーンの事故による縫製産業のイメージの損失は、この部門の工場の労働環境を改善することで修正されるべきだ。ランキングに入った工場の所有者はこれが不可能な課題ではないことを証明した。BGMEA(バングラデシュ衣料品製造・輸出業者組合)によれば、国内の多くの縫製工場が悪くはない労働環境だという。米国がバングラデシュのGPS(一般特恵関税制度)工場を認めないことの正当性は何もないように思える。彼らは工場の労働環境への懸念を表明しているが、平等な価格を支払うことについては何も話さない。これは単純に受け入れがたい。

バングラデシュ/Prothom Alo Dec 04 2016
http://en.prothom-alo.com/opinion/news/131469/Bangladesh-factories-top-global

翻訳:米澤
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