勝利の日

勝利の日
独立45周年を迎えた。私たちは自由という実りを味わうため、独立戦争で命を落とした3千万の名の知れた英雄や知られざる勇士に敬意を表するときがきた。建国の父であるボンゴボンドゥ(ムジブル・ラーマン)や彼に感銘を受け、国を勝利へと導いた4人の国の指導者に思いを馳せるときがきた。そして今日、私たちは9カ月の悲惨な戦争の間、惜しみなく手を差し伸べてくれた海外の友、特にインドを思う。

パキスタン統治下にあった24年間と悲惨な9カ月の戦争の間、パキスタン軍の手により苦しめられた不正や迫害の日々から、ずいぶんと時が流れた。だからこそ私たちは殉死者たちの夢を叶えることができているのかどうか、確認することが必要だ。

政治的な問題にも関わらず、バングラデシュは1971年から多くのことを達成してきた。洪水や台風などの自然災害があっても経済は素晴らしい進歩を遂げた。私たちは自給を実現し、これまで以上にたくさんの子どもたちが学校に通い、予防接種を受けている。既成衣料品の分野では中国に次ぎ、世界2位の位置を確かなものにし、新しい市場への輸出や製品を多様化させている。

だがまだ私たちは終わりのない汚職の増加や、自由な思考の絶え間ない狭まりに苦しめられている。今日、ボンゴボンドゥによって団結した国の民主主義は身動きがとれず、議会民主制は完全に統制された体制のようになりつつある。

私たちの将来の目標は、国民としての進歩を邪魔する落とし穴を埋めることだ。それは1971年の精神を受け継ぐ真の健全な民主政治の教養を確立することを意味する。

バングラデシュ/The Ddaily Star Dec 16 2016
http://www.thedailystar.net/editorial/victory-day-today-1330393

翻訳:米澤
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