インド経由で電力輸入

ナスルル・ハミド電力・エネルギー担当国務相は、バングラデシュはインド領を使用してネパールから電力を輸入する承諾を得たと話した。

「ネパールから電力を輸入する承諾をインドから得ました。バングラデシュは投資を行い、発電所建設の契約をネパールと結びます」

さらにバングラデシュは近隣諸国から1万MW(メガワット)の電力輸入を計画し、同様の契約をブータンとも結ぶという。

バングラデシュは将来のエネルギーとして、発電量全体の10%を再生可能エネルギー資源から賄う大規模な計画を再開したとナスルル国務相。

政府は2040年までに発電量6万MWという大規模計画に着手し、まず2021年までに発電量を2万4千MWへ増やすことが目標だ。また計画中のランパル石炭火力発電所では改良された現代的技術を使用し、排気量は通常よりも抑えられると、国務相は話した。

先進国は石炭発電を行い、自国を高い水準まで発展させた今、再生可能エネルギーに移行しているのだと、国務相は先進国によるランパル発電所の懸念を批判した。

3年前に就任したときは毎月わずか4万3千件だった電力接続が、今では省による様々な取り組みのため、50万件に増えたと国務相。また同省は事業のデジタル化により、3年以内にペーパーレスオフィスにするために動き始めたという。

将来、電力利用者にスマートカードを導入する計画について国務相は、カード利用者は世界中から電気代を支払うことができると話した。

また同省はガス危機に対処するため、複数のガス田で108カ所のガス井戸を掘削し、LNGを輸入する取り組みに着手したという。

バングラデシュ/Prothom Alo Jan 21 2017
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/136711/%E2%80%98Bangladesh-can-use-Indian-territory-to-import
翻訳:米澤
#バングラデシュ #ニュース #電力