4Gサービスに向け周波数帯入札

通信規制委員会は1カ月以内に4Gライセンスを発行する計画で、市民が最高速度のデータ通信サービスの恩恵を受けるのを可能にする。

バングラデシュ通信規制委員会(BTRC)は、新参者でも参加できる"全ての人に開かれた"入札にすると決定した。

さらに4カ月以内に周波数帯の割り当て入札を開催する予定だと、BTRCのシャージャハン・マムード会長はデイリースター紙に話した。

「入札に先立ち、我々は既存の全周波数帯に技術的中立性を許可する予定です」
とマムード会長。ある携帯電話事業者大手の幹部は、すでにネットワークは増強済みで4Gサービスを開始する準備はあるという。

「技術的中立性の許可がでさえすれば4Gサービスを開始できます。我々は現在サービスの質向上のため、さらなる周波数帯の獲得を望んでおり、周波数帯の価格が関心事となるでしょう」

技術的中立性は、通信事業者がどの周波数帯と組み合わせてもサービスが提供できるようにする。それは事業者の運営コストを削減し、サービスの質を改善する。

ICT問題担当のサジーブ・ワザド・ジョイ首相顧問は15日の会議で、BTRCとその他の政府の通信関係職員に国内で早急に4Gサービスを導入するよう指示した。

「1億タカ(1億4千万円)以上の料金を支払えば、既存の全携帯電話事業者4社は4Gライセンスを取得することが可能です」

2013年9月の3Gライセンスの料金は、1億タカとVAT(付加価値税)5%だった。規制委員会は3G周波数帯入札で、各周波数(MHz)につき2100万ドル(24億円)を売り上げた。

各周波数(MHz)価格は今回20%値上がりすると見られると、規制委員会の幹部はいう。

ライセンス所有者だけが周波数帯入札に参加できるとマムード会長。
「我々はこれにより、周波数帯入札の競争性を高めることができると考えています」

BTRCは帯域幅2100に15MHz、1800に10.6MHz、さらにロビと合併後したエアテルのものだった帯域幅900など、売れ残った複数の周波数を所有している。

携帯電話事業者は帯域幅2100を3Gサービスに使用し、900と1800を2Gサービスに使用している。

「我々はすでに割り振られた周波数帯の技術的中立性料金を、事業者から徴収する可能性があります。料金の率はまだ定められていません。新しく振り分けられた周波数帯もこのような中立性の恩恵を受けるでしょう」と、マムード会長。

市場最大手のグラミンフォンは、規制委員会の技術的中立性と入札の動きを歓迎している。

「我々は長い間先延ばしとなっていた決定を歓迎し、早急な実行を待ち望んでいます。それは効率的な周波数帯の利用を通じ、我々がネットワーク、特に室内での通信の質を改善する助けとなるでしょう」
グラミンフォンのマフマド・ホサイン業務責任者は話した。

バングラデシュには携帯電話によるインターネット利用者が6630万人おり、そのうち3千万人が3Gサービスを利用している。

バングラデシュ/The Daily Star Feb 19 2017
http://www.thedailystar.net/business/4g-auction-be-open-all-btrc-1363522

翻訳:米澤
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