シーズンオフにヒルサ豊漁

おそらくバングラデシュでもっとも美味しい魚ヒルサが、シーズンオフにも関わらず、沿岸河川で豊漁となっている。

漁師がパチンコ(Y字型の投石装置)や電気網などで捕獲するシーズンオフの実習は、ここ2,3年で普及してきた。獲ったものは県内の様々な市場で販売される。

ベテランの魚商人シラジ・チョクダーさんは、旬の時期より多くの荷を扱っているという。販売価格は1モーンド(約37キロ)2万7千タカ(3万8255円)だ。

捕獲したヒルサのサイズについて聞かれた地元漁師のロックマンさんとハルンさんは、ほとんとが10インチ以下の最小サイズの若いヒルサだという。
「この実習を真剣に行わなければ、将来のヒルサ漁は悲惨なものになります」

地元の沿岸警備隊は違法な違法ネットを摘発するために巡回しているが、小さなパチンコなどについては黙認してくれるという。

チャンドプール漁業研究所の主任ヒルサ研究員アニスル・ラーマン氏は、ヒルサ繁殖に対する政府の取り組みは年々改善されていると話す。それが“旬の時期とシーズンオフ”が無くなってきた理由だという。

「パチンコなどの影響を見極めるため、今後ともますます研究に打ち込んでいきます」

バングラデシュ/Prothom Alo Feb 22 2017
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/140087/Hilsa-abundant-during-off-season
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #ヒルサ