DU美術学部、新年準備中

DU美術学部、新年準備中
伝統的な“マンガル・ショブ・ハジャトラ”をユネスコが“文化遺産”に認定したことで、ダッカ大学美術学部はベンガル新年初日を祝う“ボヘラ・ボイジャック”を大規模に祝う準備を進めている。

伝統的な行列マンガル・ショブ・ハジャトラでは、28年間使われてきた重要なモチーフをお面にする。

美術学部の教師や生徒たちが1989年に始めて以来、新年を祝うマンガル・ショブ・ハジャトラはこの国で重要な役割を担ってきた。

「ユネスコに認定されたことで、今年のお祝いはこれまでと違ったものになるでしょう。私たちはこれまでにない大規模な行列を予定しています」
芸術学部のニザール・ホサイン主任教授は話す。

今年の行列のテーマは、詩人ラビンドラナート・タゴールの歌から選ばれた“Anandaloke Mangalaloke Biraja Satya Sundar"だという。

これはマンガル・ショブ・ハジャトラの国際的な認知度を推し進めることになるだろうと、主任教授は話した。

Preparation going in full scale. Photo: Sabina Yasmin

Preparation going in full scale. Photo: Sabina Yasmin


芸術学部が28年間続けてきた行列は、バングラデシュの民俗や文化や遺産を維持するだろうと、ホサイン主任教授。

「1989年の最初のマンガル・ショブ・ハジャトラで使われた軍事支配体制を象徴する黒象は、今年も行列の中で使われるでしょう」

また、海戦や武力闘争、戦争犯罪者と闘いの勝利を象徴する水上艦のモチーフが使われるという。

「バングラデシュの現在の状況を意味する“太陽”も大きなモチーフになります。太陽は向かい合うところに明かりを、裏に暗闇をもたらします。つまり笑顔と醜い顔が表裏一体となるのです」

“笑顔”は国の進歩と成長を表し、中所得国になるための旅を意味するが、“醜い顔”は武力勢力の出現を象徴するという。

「しかしこのモチーフは、国がすべての暗闇を取り除くことを示しています」

芸術学部の学生たちはこの祭りを祝うため、カラフルなモチーフやマスク、他の伝統的な道具、芸術作品を準備するために忙しい。

「今年の行列は芸術を通じて暗闇に抗議するものとなるでしょう。モチーフは太陽の他、象、馬、操り人形などになります」
学部生のアリフ・マームドさんは話した。

バングラデシュ/Prothom Alo Apr 09 2017
http://en.prothom-alo.com/youth/news/144735/DU-Fine-Arts-takes-preparation-for-Pohela-Boishakh
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #マンガル・ショブ・ハジャトラ