溺れる懸念

溺れる懸念
市民の一部が安全ルールに違反し、危険な地域や時間帯に海へ入るため、コックスバザール(Cox's Bazar)ビーチでは観光客が溺れるという深刻な懸念が生じている。 

2005-16年まで、76人がビーチで溺れて亡くなっています。一方でおよそ1200人の観光客が危険にさらされ、救助されました」
ヤシール救助隊のチームリーダーモスタファ・カマル氏は話した。

昨年、海水浴中に4人が溺死した。

県内バイタス・シャラフ・ジャッバリアアカデミーの6学年ジャマル・ホサインさん(12歳)、ムシュラット・ジャハン・アズマさん(45歳)、ダッカの東ラムプラ地区からやってきた観光客だ。

海水浴用の安全な遊泳地区はビーチのスガンダとラボニ地区で、南北端には旗で目印がついている。また海水浴客の安全確保のため、ヤシール救助隊とシーセーフ救助隊の訓練を受けた25名が各地点で警備にあたっている。

「しかし、多くの観光客が危険を無視し、遊泳地区以外に入ります。潮の干満中は遊泳を禁止していますが、ほとんどの観光客は従いません」
シーセーフ救助隊の責任者イミティアズ・アーメド氏は話した。

「ウォーター・バイクのようなおもしろい遊びを楽しむため、コラトリ地区は観光客に人気の場所となりました。ここは強い潮と波の影響で危険なポイントなのですが、多くの観光客が遊泳しています。ここには救助隊が配備されていないため、頻繁に事故が発生します」

「潮の干満中、浮輪を持って海に入るのはとても危険です。強い潮流に引っ張られて浮輪から手を放してしまい、溺れるリスクが高いのです」

サイバル、ダリアナゴール、ヒムッチャリ、イナニ、テクナフ・ハッチェリー地点では頻繁に危険にさらされるが、多くの観光客はこの地区で海水浴を楽しむ。

筆者がコラトリから糖尿病院ポイントを訪れた際、干満中で赤旗が高く掲げられていたにも関わらず、多くの観光客は危険信号を無視し、借りた浮輪で海へ入っていくのを目撃した。

広範な意識向上キャンペーンにもかかわらず、多くの観光客は安全ルールを無視し続けている。コックスバザール観光警察署のホサイン・Md・ライハン・カゼミ上級副署長は話した。

コックスバザールビーチ管理協議会のメンバー、ナイムル・ホック・チョードリー・トゥトゥル氏は、資金不足のため、ビーチの海難事故を最小限抑えることしかできないと話した。

バングラデシュ/The Daily Star Apr 20 2017
http://www.thedailystar.net/country/drowning-major-concern-1393429
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #コックスバザール #海難事故