ここ30年で一番多い4月の雨

ここ30年で一番多い4月の雨
この4月は1987年以来、最高降雨量を記録している。

バングラデシュは4月最初の23日間で例年より119%多い降雨を経験し、国内各地で多くのボロ稲が収穫できなかった。

ダッカ気象台の気象学者ラフル・クッドス氏はデイリースターに対し、例年4053ミリほど降る雨は4月1-23日までに8904ミリを記録したと話した。

月の平均降雨量は5286ミリだが、1週間を残したところで通常をはるかに上回ったという。

気象台の別の気象学者バズルル・ラシド氏によると、今月残り1週間で雨が降らなかったとしても、月間降水量は平均を68%上回ったと話す。

1987年4月も例年より76%多い降水量があり、今年はそれ以来、最も多く雨が降った4月だとバズルル氏はいう。

ラフル氏は、バングラデシュと西ベンガル州にかかる低気圧の影響で、国内では4月19日から昨日まで豪雨だったと指摘する。だが低気圧の影響は今日までで、今後雨量は減少するという。

昨日、気象台は、マイメンシン(Mangensingh)やシレット(Sylhel)、チッタゴン(Chittagong)管区の多くの場所で、一時的な突風を伴う雨や雷雨が発生する可能性があり、またロングプール(Rangpur)、ダッカ(Dhaka)、ボリシャル(Barisal)管区やラジシャヒやクルナ管区の数カ所で、滝のような超豪雨になる恐れがあると発表した。

チッタゴン港、コックスバザール(Cox’s Bazar)港、モングラ港、ペトラ港では、地元への注意喚起のため、第3号シグナルを掲げるよう勧告された。内陸川港のコミラ(Comilla)、ノアカリ(Noakhali)、ポトゥアカリ(Patuakhali)、ボリシャル( Barisal)、チッタゴン、コックスバザールでは第2号シグナルを、それ以外の港では第1号シグナルを掲げるよう勧告された。
 
ゴパルガンジ(Gopalganj)県コタリパラ(Kotalipara)郡に住むロネン・アディヒカリさんは、ここ3日間の豪雨の影響で、水田は1~2フィート(30~61センチ)の水の下になったと話す。

「悪天候のため、稲を集めることができません……私たちは多くの苦しみを抱えています」
ロネンさんは肩を落とした。

豪雨にあった他県の多くの農家は、収穫準備中のボロ稲が水に埋まってしまうことを心配している。

一方、国内北東部のハオール(低湿地帯)地区では、3月下旬に発生した洪水のため、少なくとも20万ヘクタールのボロ水田が損傷したという。

バングラデシュ/The Daily Star Apr 25 2017
http://www.thedailystar.net/frontpage/rainfall-aprils-highest-30-years-1395904

翻訳:吉本
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