グリーン技術の関税削減を

グリーン技術の関税削減を
専門家らは昨26日、グリーン技術の輸入に対する関税と、バングラデシュ銀行(BB)による借り換え制度の下で促進されたグリーン商品の金利を引き下げるよう政府に求めた。

この引き下げにより、エネルギー効率の良いソリューションの工場での採用を後押しできるという。例えば、輸入関税が高いためにエコクーラーに使われる装置は普通のエアコンよりも高価で、そのため大企業はグリーン技術を用いてエネルギーを節約することをためらう。

これらの意見はダッカ(Dhaka)で催された"環境に優しい成長ソリューション"会議の中で出た。

バングラデシュ北欧商工会議所がデンマーク大使館や外務省、ダッカ商工会議所(MCCI)と共同で会議を開催した。

BBがグリーン商品に課している9%の金利は、市場の平均金利に比べてはるかに高いと多くの参加者が主張した。

「現行の借り換え融資の利率は高いものです」
持続可能・再生可能エネルギー開発庁(SREDA)のシッディク・ゾバイル氏は話す。

SREDAは金利を引き下げるため、BBと協議を行っているという。

さらに、次期予算案に、再生可能エネルギー設備の輸入にかかる税率の引き下げ要求を盛り込むことを検討していると、シッディク氏は話す。

AH・マームード・アリ外相は、利害関係者による認識やグリーン経済のために特化した政策が、バングラデシュの包括的かつ環境に優しい成長を促進すると話す。

「バングラデシュは産業や住宅部門において、エネルギー効率やエネルギー保全、再生可能エネルギーの活用に重点を置いてきました」

国内には400万基以上の家庭用太陽光発電システムが導入され、1600万人に電力を提供している。産業部門では資源効率・リサイクル主義の下、クリーンな製造を推進しているという。

ミカエル・ヘムニティ・ウィンザー在バングラデシュデンマーク大使は、バングラデシュはデンマークに着想を得たエネルギー効率の良いソリューションを導入し、グリーン経済への移行を加速させる大きな可能性を秘めていると話した。

トウフィク=エ=エラヒ・チョウドリー首相エネルギー顧問によると、10月までにはガス不足が解消されるものの、ガス価格は上がるという。

消費者レベルでは価格の引き下げが起こりうるとチョウドリー氏。

氏は商工界に対し、ガス価格が上昇した際にも競争力を保てるよう、エネルギー効率を高めるよう求めた。

MCCIのニハド・カビル会長は、グリーンエネルギーソリューションは経済の主流の一部になるべきだと話した。

「エネルギー効率を後押しするため、政府はグリーンな成長を採用するべきです」

The Daily Star Apr 27 2017
http://www.thedailystar.net/business/cut-import-duties-green-tech-equipment-analysts-1396939
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #環境 #エネルギー