7-4月の輸出、3.9%増

7-4月の輸出、3.9%増
ニットウェアやホームテキスタイル、皮革製品、ジュートの出荷が増えたことを受け、7月から4月までの輸出は前年比3.92%増の287.2億ドル(3兆2553億円)となった。

輸出振興局(FOMC)によると、4月だけを見ても前年同月比3.49%増、27.8億ドル(3151億円)になったという。だが10カ月の目標値300億ドル(3兆4004億円)には4.25%届かなかった。

4月の売上げも月間目標の28.9億ドル(3276億円)に3.82%届かなかった。

欧州連合(EU)の長期的な景気後退と大統領選挙後の米国の不透明感の中、ニットウェアやジュート、皮革製品、革靴の出荷は輸出の伸びに貢献した。

7-4月期のニットウェアの輸出は4.81%増、112.5億ドル(1兆2751億円)となった。

生ジュート、ジュート糸・紐、ジュート袋・バッグの輸出はそれぞれ25.22%、12.91%、15.17%増えた。家具の売上げも10.36%増加した。

7-4月期の革靴の出荷は14.05%増の4億3165万ドル(489億2537万円)、皮革製品の出荷は19.08%増の3億7331万ドル(423億1282万円)に増加した。

ホームテキスタイルは7-4月期、6.58%増の6億6480万ドル(753億5176万円)を記録した。

一方、海外向け衣料品は0.14%減の118.8億ドル(1兆3465億円)だった。

冷凍魚は10.46%、エビは3.02%、テリータオルは9.34%、皮革は6.34%、自転車は11.05%減少した。

2015-16年度、バングラデシュの成長にとって重要な輸出のうち、82%を衣料品が占めた。これは前年度より2%多かった。

近年の着実な輸出の伸びは、今年3月に322.2億ドル(3兆6520億円)へと膨らんだ外貨準備高に支えられている。外貨準備高は2011年時点で80億ドル(9068億円)に過ぎなかった。

昨会計年度、バングラデシュの商品出荷額は342.6億ドル(3兆8832億円)だった。政府は今会計年度末(6月末)まで370億ドル(4兆1938億円)に達することを目標にしている。

現在の成長ペースだと昨会計年度の輸出総額を上回ることはできるが、昨年度を8%上回る現会計年度の目標を達成するのは厳しい状況だ。

バングラデシュ/The Daily Star May 09 2017
http://www.thedailystar.net/business/exports-rise-39pc-july-april-1402900
翻訳:吉本
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