悪路の苦しみ

悪路の苦しみ
バングラデシュ南部、ボリシャル(Barisal)シティのアムトラからルパトリバス停までのルパトリ通り1キロは、長い間、路面状態が
悪いままだ。そのため、ボリシャル管区6県全ての通行人を言葉にできないほど苦しめている。

幅16フィート(4.87メートル)の道路はボリシャル-クルナ(Khulna)幹線道路の一部で、バングラデシュ北部とボリシャル(Barisal)、ピロジプール(Pirojpur)、ジャラカティ(Jhalakathi)、ポトゥアカリ(Patuakhali)、ボラ(Bhola)、ボルグナ(Barguna)を結んでいる。

この荒れた道路はそれだけでなく、シェレバングラ医科大学病院など、ボリシャルの主要病院すべてに通じる唯一の道路だ。

だが、道路は数百もの穴が空いているためにいつも混雑していて、患者を始めとする利用者を困らせている。

地区で携帯電話店を経営するシャー・アラムさんによれば、ルパトリ通りでは大小様々な事故が良く起こっているという。

トラック運転手のミザンさんは、道路の穴が通行人や車を引っ掛けるトラップだと話す。
「穴があるため車はゆっくり進まねばならず、そのせいでこの道路は朝から晩まで交通渋滞が続きます」
最も悪影響が出るのはサゴルディバザール地区だという。

「2週間ほど前、1台のジープが私のオートリキシャに激突し、5人の通行人がけがをしました」
ドライバーのナズムルさんは話す。

「近くにあるキャンパスまでバスで行きます。渋滞のせいで車がなかなか前に進まず、4~50分かかることがあります」
ボリシャル大学の教員で日常的にこの道路を利用するオヘドゥル・イスラムさんは話した。

「道路の状態が悪いせいで、ルパトリからカレッジまで行くには普通の3倍の運賃を払わないといけません。雨季には穴の中に汚水がたまり、車が通れば通行人に水しぶきが飛び散ります」
ボリシャル政府女子カレッジに通うニシャト・ジャハン・リアさんは話す。

「道路がとても狭い上に荒れているため、渋滞を緩和するには交通整理をたくさん配備しなければなりません」
ボリシャル警視庁のウットム・クマル・パウル副総監(交通担当)は話した。

「15日ほど前、渋滞を緩和するためにレンガ片で仮修繕をしました」
運輸省道路局ボリシャル支局のKH・ゴラム・モスタファ幹部技師は話す。

「先日、道路を4車線に拡張する提案書を上位局に提出しました。今、道路を修繕すれば、提案は承認されないかもしれません」
モスタファ氏は補足した。

The Daily Star May 11 2017
http://www.thedailystar.net/city/1km-road-plight-thousands-1403929
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #交通