スーパー、電子商取引へ動く

スーパー、電子商取引へ動く
生鮮食品などの商品を買う際の利便性要求の高まりに応えるため、スーパーマーケットチェーンは電子商取引に乗り出した。

4月18日、主要スーパーマーケットチェーンのミーナ・バザールは、オンラインプラットフォーム“meenaclick.com”を立ち上げた。ショプナとアゴラは電子店舗を展開しようとしている。従来の店舗で購入可能なすべての商品は電子店舗で購入可能にする。

だが、ブランド食料品の配送は現在のところダッカ(Dhaka) とチッタゴン(Chittagong)に限定される予定だ。

ミーナ・バザールは顧客に最高のショッピングを提供しようと、数年前からmeenaclick.comに取り組んできた。オンラインプラットフォームの責任者マルフ・ナフィズ氏はいう。

「既に大きな反響があります。お客様は商品を注文して配達される“便利配送”システムを喜んでくださっています」

現在、国内17店舗を持つミーナ・バザールは、1日平均20-25件のオンライン注文を受けている。休日には30件になることもあるという。

「バングラデシュでオンラインショッピングといえばここだと言われたいと思って頑張っています」
ナフィズ氏は国外にいる客も国内配送なら注文できると補足した。

ミーナ・バザールは800タカ(1100円)以上であれば配達料が無料になる。それ以下であれば80タカ(110円)のサービス料がかかる。

現金払いと並行してカード決済機能を提供するため、配送スタッフはPOSマシンを装備している。将来的にはシレット(Sylhet)やクルナ(Khulna)のような他の大都市への配送サービスを計画していると、ナフィズ氏は話した。

ショプナは今後3ー4カ月以内に電子商取引プラットフォームを展開する予定だと、設計責任者のアヤズ・アジズ氏はいう。
「間もなくこの分野に参入しますが、私たちはプロセスを急いではいません」

国内初のスーパーマーケットチェーンのアゴラは、まだ電子商取引の流れに加わっていない。
「オンライン販売が伸びてきているのは知っています。私たちはプラットホームの開発を計画中です」
アゴラのサミ・モハマド・サレマーケティング部長は話す。

アゴラは巨大な顧客基盤を持ち、仮想ドメインに入る前に途切れのないサービスチャネルを確保したいという。すでに法人注文用のウェブサイトを持つが、小売注文は受付けていない。

「私たちは様々な電子商取引モデルに取り組んでいますが、お客様にとって最も便利なものを提供したいと考えています」
サレ部長は補足した。

バングラデシュの食料品配送サービスの草分けであるChaldal.comは2013年に創業した。ここは物理的な店舗は持っていない。

市場リーダーである私たちは1日約1千件の注文を受付け、120ー130万タカ(165-179万円)を売り上げると、ジア・アシュラフ最高執行責任者(C00)は話す。

現在ダッカ市内の住所に配達しているが、間もなくチッタゴンやシレットに拡大する予定だという。 

プラン-RFLもパイにあずかる。プラングループは昨年、e-コマースサイトothoba.comを立ち上げた。ここでは食料品も扱っている。

「毎日、多くの食料品の注文を頂いています」
プラン-RFLのカムルッザマン・カマルマーケティング部長はいう。

Othoba.comは毎月およそ500万タカ(688万円)の売り上げがあると、カマル部長は補足した。

バングラデシュには2千以上の電子商取引プラットフォームがあるが、食料品を販売するのはそのうちわずかだ。

バングラデシュ/The Daily Star May 19 2017
http://www.thedailystar.net/business/supermarket-chains-move-e-commerce-1407421
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #電子商取引
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