日本、事件の迅速な処置望む

昨年ホーリーアルチザンベーカリーで発生した事件に関し、日本は迅速な処置を望んでいる。

日本の国際協力機構(JICA)の北岡伸一理事長は昨25日に行われたアサドゥッザマン・カーン・カマル内相との会談で、政府がグルシャン(Gulshan)で殺害された日本人7人の家族に対して何らかの働きかけを行ったかを尋ねた。

会談後、内相が記者団に明かしたところによれば、北岡氏は事件に対する捜査の進捗状況を尋ねたという。

北岡氏は渡邉正人在ダッカ日本大使を始めとする6人の代表団と共にバングラデシュを訪問した。代表団メンバーは記者団にコメントを出していない。

「彼らは迅速な処置を要請しました」
と内相。

昨2016年7月1日、首都ダッカ(Dhaka)のグルシャン地区にあるホーリーアルチザンベーカリーに5人の武装した過激派が押し入り、バングラデシュ人3人、日本人7人、イタリア人9人、インド人1人の合わせて20人を殺害した。事態の収束を試みた警察官2人も殺害された。特殊部隊の作戦行動により過激派5人とシェフ1人が死亡し、立てこもりは終息した。

内相は日本の代表団に対し事件捜査の進捗状況を伝えるとともに、迅速な処置を約束したという。

「我々はJICAの複数のプロジェクトにおける安全措置について伝え、彼らは満足していました」
内務省は求められれば更なる安全措置を提供する準備があると補足した。

北岡氏は24日、AMA・ムヒト財務相とも会談を行った。会談後、財務相は記者団に対し、政府はホーリーアルチザンで殺害された外国人らに栄誉を与えることを明らかにした。

ユナイテッドニュースバングラデシュ(UNB)によれば、北岡氏は25日、日本とバングラデシュは非常に良好な関係にあり、日本は協力を決して打ち切らないことを伝えたという。

「日本は決してバングラデシュとの協力を止めないでしょう」
北岡氏は同日夕方、シェイク・ハシナ首相と会談の中で話した。

会合後、首相報道官のイシャヌル・カリム氏が記者団に説明した。

「我々はあなたのリーダーシップの下で行われる安全措置について、非常に満足しています」
北岡理事長は首相にこう話したという。

バングラデシュ/The Daily Star May 26 2017
http://www.thedailystar.net/backpage/japan-wants-quick-disposal-the-holey-artisan-case-1411018
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #日本 #ダッカ人質事件