自立のための帽子作り

自立のための帽子作り
イード・アル=フィトルを先に控え、バングラデシュ中西部ボグラ(Bogra)県ドゥナト(Dhunat)郡ジャムラ川やイチャマティ川流域に住む貧しい女性たちは輸出用高品質帽子を作るため、忙しい毎日を送っている。

221村の女性や女子生徒およそ8万人は帽子を作ることで自立し、男性の収入を補っている。

昨年、マスラプールGMCカレッジ在学中に高等学校資格証明(HSC)試験を受け、最高成績のGPA-5を取得したラトナ・ロイさんは今、帽子作りに忙しい。教育費を得るため、休み中に帽子を作っているという。

チョウキバリ村の主婦モーメナ・カトゥーンさんは、帽子作りで月2千から2500タカ(2735から3418円)の収入があると話した。

モヒジュール英国高等学校の生徒シャマプティ・カツーンさんとジェスミン・アクタールさんは3学年の頃から帽子つくりを始め、月に400から500タカ(547~684円)の収入があるという。それらは教育費に使う。

チョーキバリ高等学校の生徒シャビハ・ラヌさんは月に30個の帽子を作り、600から700タカ(820~957円)の収入になるという。

商人のバチチュ・ミアさんは提供した原料分を差し引き、サイズとデザインに応じて40から120タカ(55から1644円)で帽子を買う。

帽子には星形、ビスケット形、蜘蛛の巣型など色んな種類がある。価格はデザインに応じてまちまちで、蜘蛛の巣形やビスケット形は25から30タカ(34から41円)だと、ミアさんは補足した。

帽子はダッカのチョーク市場やバイツル・モカラムなどの市場で販売するが、中東向けに輸出するものもあると、商人の1人は話す。

県ではこの地域の帽子作りビジネスを拡大するため、融資や研修など様々な支援を行ってきたと県女性局のシアドゥル・イスラム氏は話した。

バングラデシュニュース/The Daily Star June 13 2017
http://www.thedailystar.net/country/self-reliant-through-cap-making-1419544
翻訳:吉本
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