昔の”ランナー”に会える

昔の”ランナー”に会える
【The Daily Star】2016年半ば、チッタゴン大学コンピュータ工科学部の教師と2人の学生が、廊下を歩きながら何気ないおしゃべりをしていた。

彼らはその会話が商品を生み出すなど思いもしなかっただろう。だが、その会話がきっかけに"ランナー"というAndroidゲームが開発された。スカンタ・バッタチャラ氏の詩にインスピレーションを得たゲームは、後に"メール・ランナー"と名付けられた。

スカンタ氏は恐ろしく孤独で勇敢なランナーの人生に焦点を当てた詩を書いた。これは今の郵送システムが現れる前時代、アジアやアフリカなど、様々な大陸で人気が高かったランナーからアイディアを拝借したものだ。郵便配達中、ランナーは片手にライトを、別の片手に投げ槍を持っていた。

上述の通り、ハニフ・シディック教授と2人の学生、現在は卒業生のイマティアズ・シュボ氏とシャクワット・ナジム氏がプロジェクトのためチームを組んだ。ボランティアとして他の学生たちも参加したが、チームの核はこの3人だった。

チームはすぐにブレインストーミングと討論を始め、具体的に動き出した。 7カ月後、厳しい作業が実を結んだ。今年1月、グループは正式にゲームの開発を始め、2月22日に喜びとともにリリースした。

今の郵送システムができる前の世界のランナーの方法を参照したとハニフ教授。ゲームをしているうちに、ランナーに導かれ、その時代のスリリングさを感じられるようになるという。

歴史的意義がゲームをより楽しく、魅力的にする。

「このゲームには中世の自然な雰囲気があります。後ろで流れる音はまるで本物のようです」

「バングラデシュのゲーム業界で、このゲームはまさにマイルストーンとなります」
ハニフ教授は、ゲームを愛する人々を引き付けることができるだろうと期待を示した。

また、"ムクティジュッド-71"というゲームを開発したミッディ・ドリームズの技術サポートや、サウンド、グラフィックス、アニメーションなどの専門家の意見、様々な出資者の貢献に感謝した。

昨日、チームメンバーの一人シャクワット氏に電話したところ、プロジェクトを通じて様々なことを学んだと話してくれた。

今後、このようなプロジェクトでもっと忙しく働きたいという。

メール・ランナーはGoogle Playストアで利用できる。

Bangladesh News/The Daily Star Oct 3 2017
http://www.thedailystar.net/city/meet-the-modern-day-runner-1470790
翻訳:松本
#バングラデシュ #ニュース #ゲーム #ランナー