45億ドルのLoCを締結

45億ドルのLoCを締結
【Financial Express】バングラデシュは4日、インドと3度目の融資限度額(LoC)協定を締結する。金額は45億ドル(5080億円)で、厳格な条件が付与される。関係者が2日に明らかにした。

また、インドのアルン・ジャイトリー財務相立ち会いの下、投資の促進と保護に関する協定を締結するという。

ジャイトリー財務相は10月3日ダッカへ到着し、3日間バングラデシュに滞在する。

LoC融資の用途の条件について財務省職員が明かした所によれば、バングラデシュは45億ドルのLoC資金を使う際、サービスや商品、労働力の65-75%をインド市場から調達する必要があるという。

総額45億ドルのうち29.3億ドル(3310億円)から33.7億ドル(3810億円)は、インドからの調達目的で使われることになる。

融資調印式はバングラデシュ・セクレタリアット(行政の中心的施設)で、バングラデシュのAMA・ムヒト財務相とジャイトリー氏立ち会いで行われる。

今年4月、シェイク・ハシナ首相がインドを訪問した際、インドは了解覚書(MoU)に署名し、45億ドルの融資をバングラデシュに提案した。

財務省によれば、いくつかの政府機関は既にこの45億ドルの融資で実施する17件の開発プロジェクトを請け負ったとされる。

財務省の上級職員によれば、財務省は第3次LoCの契約条件を、現在実施中の第2次LoC(20億ドル:2260億円)よりも単純にするよう努力したという。
「しかしインド側は条件を単純化せず、現在バングラデシュに対して行っている融資とほぼ同等の条件を課しました」

インド市場内部の限定的な入札システムの影響で、現在進行している2つのLoCは様々な複雑さに直面しているため、バングラデシュは条項の単純化を試みた。匿名を条件に上級職員は話した。

「インド市場からの商品やサービス、労働力の調達に関する条件の緩和を要求しました。ですがインド側は条件緩和を行おうとしません」

先月インドから送られてきた融資の契約条件の草案は、9月27日、経済関係局(ERD)がダッカでインド代表団と交渉を済ませた。

現在実施されている第2次LoCの条項によれば、プロジェクト執行機関は商品・サービス・労働力の75%をインドから調達する必要があるとされる。残りは任意の国から調達が可能だ。

土木工事や建設関連プロジェクトの場合、バングラデシュの機関は65%以上の商品・サービス・労働力をインドから調達しなければならない。

先の財務省上級職員によれば、バングラデシュはインフラや社会部門の開発に巨額の投資が必要で、ジャイトリー氏が訪問中、彼の立ち会いの下で融資契約をまとめようとしているという。

関連政府機関は第3次LoCの契約条件の一部に付いて留保を表明し、先月の事前会議では政府に交渉へ入るよう提案した。

政府職員によれば、第1次と第2次LoCで実施されている複数のプロジェクトはインド市場の限定的な入札制度の影響で、実施が困難な状況に陥っているとされる。

第1次LoCの複数プロジェクトは遅延で苦しみ、第2次LoCの14プロジェクトはいまだに実際の労働は始まっていない。

2010年8月、インドは8.62億ドル(974億円)相当の第1次LoCを承認し、政府はこれに基づいて15件程度のプロジェクトを実施した。

2016年3月、バングラデシュとインドは20億ドルの第2次LoCを締結した。政府機関はこれに基づき14プロジェクトを行っている。

Bangladesh News/Financial Express Oct 03 2017
http://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh/india-bd-deals-on-investment-protection-45b-loc-tomorrow-1507009403
翻訳:長谷川
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