3月7日演説、世界記憶遺産に

3月7日演説、世界記憶遺産に
【The Daily Star】ユネスコは世界記憶遺産として、ボンゴボンドゥ(ベンガルの友人)シェイク・ムジブル・ラーマンの3月7日の歴史的演説を認定した。

演説は世界の重要な文書遺産を管理するユネスコにより、"世界の記憶"(遺産)に登録された。

外務省によると、ユネスコのイリーナ・ボコワ事務局長が月曜日、パリのユネスコ本部で発表したという。

1971年3月7日、ボンゴボンドゥは自由を愛するベンガル人に、パキスタンの抑圧者と決着をつける闘いに参加するよう強く呼びかけた。この演説が3月26日に始まる解放戦争の嚆矢となった。

「この度の闘いは解放のための闘いであり、独立のための闘いなのです」
その日ボンゴボンドゥは、現スラワルディ・ウディアンで開かれた大集会で声を張り上げて宣言した。

「すべての家を要塞にし、あなたが持つ力のすべてで敵に抵抗しよう...犠牲の教訓に打ち勝ち、もっと多くの血を捧げよう。神は喜び、我々はこの地を人々に解放する」
ボンゴボンドゥの宣言は続いた。

この演説は東パキスタン、現バングラデシュ全てのベンガル人の琴線に触れ、少数のパキスタン支持派を除く国中すべての人を解放運動へと動員した。

「世界は今、バングラデシュ建国の父ボンゴボンドゥシェイク・ムジブル・ラーマンや輝かしい解放戦争について、もっと知るようになるでしょう」
アブル・ハサン・マームード・アリ外相は記者会見で話した。

3月7日の演説はベンガル人に自由と解放のインスピレーションを与えたと外相。国全体に活気を与え、市民にこれから始まる解放運動の準備をさせたという。

また、無数の自由戦士のインスピレーションの源泉として機能した。ボンゴボンドゥの演説は国内各地で行われ、ベンガル人の心の中で共鳴し続けたという。

「この演説は私たち民衆を魅了し続け、次の世代に影響を与え続けるだろう」

"世界の記憶"は世界的に重要な文書のリストだ。国際登録されたものは保存され、世界の様々な文書遺産にアクセスできる。

文書が"世界の記憶"に登録される資格があるか国際諮問委員会(IAC)が判断し、推薦する責任を持つ。

10月24?27日に開かれたIACの会合で3月7日の演説が推薦された。

新しく78の推薦があり、"世界の記憶"には現在、世界中で427の文書と収集物が登録されている。

「対話や国際協力、相互理解の促進、男女の心の平和構築の精神の中、現世代と将来世代の利益のため、文書遺産と記憶を保存し、説明されるべきだと深く確信しています」
ユネスコ事務局長は最新の推薦について支持する声明を出した。

Bangladesh News/The Daily Star Nov 1 2017
http://www.thedailystar.net/frontpage/bangabandhus-march-7-speech-now-world-heritage-1484641
翻訳:吉本
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