日本に18億ドルのODAを要請

日本に18億ドルのODAを要請
【Financial Express】政府は日本に対し、6つの開発プロジェクトへの支援として18.3億米ドル(2,080億円)を要請した。関係者が12日に明かした。

財務省(MoF)職員によれば、政府は既に日本国際協力機構(JICA)との協議を行っている。

「今度の第39回政府開発援助(ODA)パッケージで、6つの開発プロジェクトへの資金提供を受けられると期待しています」
財務省上級職員はフィナンシャルエクスプレスに語った。

昨年9月から10月にかけてJICAの使節団がバングラデシュを訪問し、提案されたプロジェクトへの資金提供の可能性を検討していたと上級職員。

「2~3か月以内にJICAと第39回ODAパッケージを締結できると期待しています」

融資契約の締結後、JICAは6つの開発プロジェクトに対する18.3億ドルの援助パッケージから資金の拠出を開始すると上級職員は話す。

第39回ODAに提案されている6つのプロジェクトは次の通り。マターバリ(Matarbari)港開発、ダッカ(Dhaka)大量高速輸送(MRT)6号路線建設(フェーズ3)、ダッカMRT5号路線実現可能性調査、マターバリ超々臨界石炭火力発電所(フェーズ4)、ジャムナ(Jamuna)鉄道橋建設、医療サービス強化プロジェクト。

経済関係局の上級職員は、第39回ODAパッケージの提案はマターバリ港や進行中のマターバリ発電所プロジェクトの開発、ダッカでのMRT5号路線の実現可能性調査及び詳細設計の実施、ジャムナ川をまたぐ鉄道橋の建設に用いられるため、バングラデシュにとって非常に有用だと話す。

「これらのプロジェクトはどれも、円滑な輸送や途切れることのない電力供給を保証する上で非常に重要です」
と上級職員。

日本はバングラデシュにとって最大の2国間開発パートナーだ。日本は過去5~6年間で、各援助パッケージにおいて10億ドル(1,136億円)以上に相当する資金の提供しており、援助を強化している。

2017年6月に締結された第38回のODAパッケージでは、JICAは交通インフラや電力、水道部門の6つの開発プロジェクトに対して1,782.23億円を拠出した。

日本は2016年6月、1,735.4億円相当の第37回ODA契約を締結し、さらに2015年12月には第36回のODAパッケージにおいて6つの開発プロジェクトに対する12億ドル(1,764億円)の無償融資を締結した。

JICAは第38回のODAにおいて、768.25億円をハズラトシャージャラル国際空港拡張プロジェクトに、527.3億円を第2カンチプール(Kanchpur)橋、メグナ(Meghna)橋、グムティ(Gumti)橋の建設に、559.3億円をダッカMRT開発プロジェクト(1号路線)に、107.45億円をマターバリ超々臨界火力発電所に、204.77億円をダッカ地下変電所建設に、118.53億円を小規模水資源開発プロジェクトにそれぞれ融資した。

日本は1971-72会計年度以来、バングラデシュに対して現在までに120億ドル(1兆3,638億円)近くの援助を行っている。

Bangladesh News/Financial Express Nov 12 2017
http://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh/govt-seeks-us183b-under-39th-japanese-oda-package-1510459877
翻訳:長谷川
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