メトロ建設で専門家が不足

メトロ建設で専門家が不足
【Financial Express】メトロ鉄道プロジェクトを中心とした雇用計画の不備は、市内で進行中の3つの大量輸送交通(MRT)の開発プロセスを妨げる可能性があると、関係者は話した。

これらの新世代交通プロジェクトには専門家が必要だが、関係当局はMRT1、5、6号線用の専任エンジニアや担当者を募集する計画をまだ立てていないという。

一方、政府はこれらの列車を基盤とする大量輸送ラインのプロジェクト実施単位(PIU)の職員数を増加させた。専門家の推薦による新たな募集はないにも関わらず、すでに配置計画は終了した。

これはとりわけ、関連分野から新たな専門家を採用する方法を妨げてしまう。

政府計画によれば、MRT実施主体のダッカ運輸調整局(DTCA)の任命もまた、代表団を通じて行われているという。

「政策のため、エンジニアなどスキルや技術を持つ既存の職員が浪費され、プロジェクトは困難な状況になっています。転職や引退する専門家を活用することもできていません」
担当者は話す。

道路交通橋梁(運輸)省(MoRTB)はDTCAを通じ、改訂戦略輸送計画(RSTP)で勧告された5つのうち3つのMRTプロジェクトを実施している。

これまでPIUの下でMRT-6が進展し、請負業者は日本の専門家の支援を受けて駅やインフラの設置、列車の製造が始まった。だがこれらの仕事はほとんどが道路ハイウェイ局(RHD)やバングラデシュ鉄道(BR)に所属する60人のスタッフが管理している。

ダッカ大量高速輸送発展(DMRTD)プロジェクトはあらゆる種類の専門家を訓練することを目的に、日本の国際協力機構(JICA)の技術支援を受けて進められている。

PIUに任命された新しく採用されたエンジニアでさえ、能力不足を理由に仕事を辞めると、MRT-6プロジェクトの担当者はいう。

政府機関の中でも熟練した技術者はRHDとBRにしかいないが、どちらも100以上のプロジェクトを実施しているため、熟練者の手が足りない。

JICAの専門家が準備した最初の募集計画によれば、DMRTDの仕事は、プロジェクト進行中に政府系大規模高速輸送会社(MRTC)に引き継がれることになっていた。

これは交通渋滞緩和のため、2035年まで都市の様々な場所に設置する5つのメトロすべてに関連する作業(計画、実施、運用、保守)を実行するために必要だった。そのため、DMTCが約1901名のスタッフを2016年までの直接募集する予定だった。

関係者によると、MoRTBは募集を始める代わりにDMRTDPの職員数を倍増して137人とした。今後、政府の既存組織の職員から再び雇用する予定だという。

当局はMRT1、6号線プロジェクトのため、今後、2つ以上のPIUを設置する必要がある。来年末まで、両方の実現可能性調査を終わらせるためだ。

最近、財務省はDTCAのスタッフ146人の募集を承認した。DTCAは十分役割を果たしていないと批判されるが、当局は熟練した専門職員を装備していない。現在、64人の職員がいるが、その内5、6人のエンジニアしか全体の仕事をカバーしていない。

DMTCの直接募集はJICAの推薦に従って78ポストで始まったと、DMRTDPの関係者はいう。だが、すべての職員の空席はまだ埋まっていない。

JICAが任命したコンサルタントは、MoRTBは約1901名を募集し、プロジェクトを実施するよう勧めている。開発プロジェクト提案によると、DMTCは第1、2段階で13人、第3段階で255人、第4段階で554人、残りは2016年に実施する第5段階で募集する予定だった。

Bangladesh News/Financial Express Nov 19 2017
http://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh/metro-rail-project-stands-to-suffer-for-mass-deputations-1510942885
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #大量高速輸送プロジェクト #JICA