教皇、”決定的”措置求める

教皇、”決定的”措置求める
【Prothom Alo】フランシスコ教皇は30日、バングラデシュを訪問し、ロヒンギャ危機に対する"決定的"で国際的な措置を求めた。

62万人以上のロヒンギャがミャンマーの暴力を逃れ、安全な場所を探し求めている。

「国際社会はこの重大な危機に対し、決定的な措置で対応することが必要です。緊急の人道危機に効果的に対処するため、大規模な移住を招く政治問題の解決に取り組むだけではなく、バングラデシュに速やかに物的支援を提供することが必要です」

教皇はミャンマーから到着してすぐコメントを出した。この扇動的な問題に公然と対峙することを求める圧力があったものの、ミャンマー軍がロヒンギャに対する民族浄化を行っているという主張には干渉せず、外交の綱渡りを行った。

また、かつてない規模で越境流入するロヒンギャをバングラデシュが受け入れていることを称賛した。

一方、ミャンマーでは"ロヒンギャ"という言葉は使わず、単に"ラカイン州からの難民"と呼んでいた。

強硬派の仏教徒を刺激してミャンマー国内のカトリック集団が標的にされることを避けるため、教皇はミャンマーではロヒンギャという呼び方を使わないよう求められていた。

「巻き込まれた人々の途方もない苦しみ、多くが女性と子どもである私たちの兄弟姉妹が混雑した難民キャンプで暮らしている状況の不安定さ、状況の重さに気付かない者は誰一人としていないはずです」

Bangladesh News/Prothom Alo Nov 30 2017
http://en.prothom-alo.com/bangladesh/news/135567/Pope-urges-decisive-measures-on-Rohingya-crisis
翻訳:長谷川
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