自転車の輸出成長を目指す

自転車の輸出成長を目指す
【Financial Express】バングラデシュの自転車産業はここ数年の輸出減速を乗り越え、国際市場で"好調な"輸出成長を目指している。

国内市場は都市部で需要が増えたことや、企業が高品質製品の製造を奨励されたことで、近年大幅に拡大していると業界関係者はいう。

輸出振興局(EPB)によれば、今会計年度(2017-18年)の当初5カ月(7ー11月)、バングラデシュは前年比10.2%アップの3402万ドル(38億5630万円)の自転車を輸出した。前年同期は3087万ドル(34億9924万円)だった。

これは7-11月の輸出戦略目標3277万ドル(37億1461万円)を3.81%上回っている。

工業製品に分類される自転車産業の年間目標は8500万ドル(96億3509万円)に設定されている。前年度は8246万ドル(93億4717万円)だった。

だが、それ以前の輸出収入は2015-16会計年度9915万ドル(112億3905万円)、2014ー15会計年度1億2600万ドル(142億8260万円)、2013-14会計年度1億1289万ドル(127億9653万円)だった。

バングラデシュでは1999年、メグナグループが欧州市場へ自転車輸出を始めた。現在20社近くが国内外向けの自転車を製造している。

バングラデシュ自転車・部品製造・輸出業者協会(BBPMEA)によると、自転車メーカーは毎年160万台以上の自転車を輸出しているという。

メグナグループ以外にH自転車社、シラジ自転車、アリタバングラデシュ社、ファィアーフォックスバイク、プランーRFLグループなど、複数企業が輸出用生産ラインを持っている。

ロングプール鉄鋼の関連企業プラン-RFLグループは2015年、国内外市場向けに年間30万台の生産能力を持つ工場を作った。

グループのカムルッザマン・カマル販売部長はFEに対し、プラン-RFLグループは現在、英国やオランダ、オーストラリア、ベルギー、ドイツ、カナダ、デンマークなど10カ国に自転車を輸出していると話した。
「輸出品目の中で自転車は最新製品の1つで、輸出が奨励されています」

バングラデシュは数年前まで自転車を輸入していたが、今では主に欧州諸国を対象とした国際市場向けに、環境にやさしい自転車を製造しているという。

また、欧州諸国は通常中国やインドから自転車を輸入しているが、現在、品??質と競争力のある価格からバングラデシュ製品の検討が始まっているとカマル販売部長は話した。

その傾向は欧州連合(EU)の公式統計サイト"ユーロスタット"の最新データに反映されている。

2016年、バングラデシュはEU28カ国の自転車輸出で第3位となり、11%の市場シェアを獲得した。

1位の台湾は24%、2位のカンボジアは18%、4位フィリピンは10%の市場シェアを獲得した。

一方、自転車の世界市場に対する持続市場調査(PMR)レポートは、市場は2016-24年にかけて37.5%の拡大が見込まれると述べている。

2015年から2024年までの8年間で、アジア太平洋地域は最も収益性の高い自転車市場となる可能性が高く、売上高は450.8億ドル(5兆1100億円)から620億ドル(7兆279億縁)に増加すると見込まれる。

だが今後、ペダルで推進可能な電動モーターと一体化した電動自転車やeバイクが市場を支配するという。

Bangladesh News/Financial Express Dec 22 2017
http://thefinancialexpress.com.bd/trade/bicycle-industry-eyeing-higher-export-growth-1513882441
翻訳:吉本
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