国連、中露への圧力を求める

国連、中露への圧力を求める
【Financial Express】国連のミャンマー人権独立調査官は、中国とロシアに国際的な圧力を掛け、ミャンマーの人権侵害に反対させるよう求めた。

先週、ミャンマー政府から入国を禁止された国連特別報告者の李亮喜(イ・ヤンヒ)氏は、ラカイン(Rakhine)州のロヒンギャムスリムに対するミャンマー軍の迫害を止めさせようとする国連の動きを支持しない中国とロシアに白羽の矢を立てた。

「中国とロシアを説得して人権側に立ってもらうため、国際社会には取り組みの継続をお願いします」
李氏はロイター通信の取材に答えた。

両国は、推定65万5千人のロヒンギャがバングラデシュへ脱出した迫害を批判する米国や欧州連合、イスラム協力機構に協力していない。

中国外務省スポークスウーマンの華春瑩(ファ・チュンイン)氏は李氏の発言に対し、"外部のアクター"が人権への圧力を強めても問題解決には役立たず、より複雑にする可能性があるとした。

これはミャンマーや近隣諸国、国際社会の利益にならないだろうと、華氏は28日に北京で開かれた定例報道会見で話した。ロイター通信報道。

「問題から距離を置く国や個人が、ミャンマーの自力解決により貢献できる良い環境を作り出せると期待しています」

ロシア外務省は要請に対し、コメントを出さなかった。

ロシア政府はこれ以前、ミャンマーの国内問題への干渉に対して警告を行っている。在ミャンマーロシア大使のニコレイ・リストパドフ氏は"一切の建設的な結果に繋がらない、過剰な介入へ反対する"と話していた。

Bangladesh News/Financial Express Dec 28 2017
http://thefinancialexpress.com.bd/world/asia/un-calls-for-pressure-on-china-russia-over-myanmar-abuses-1514466487
翻訳:長谷川
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