セーフティネットに$2.45億

セーフティネットに$2.45億
【Financial Express】世界銀行(世銀)はバングラデシュのセーフティネットプログラムの公平性や効率性、透明性を確保するため、2.45億ドル(277億円)の追加融資協定を締結することに合意した。

締結は9日、ダッカ(Dhaka)シェーレバングラナゴール(Sher-e-Bangla Nagar)の経済関係局(ERD)にある国家経済会議第二会議室で行われる見込みだ。

ERDのカジ・ショフィクル・アザム事務次官と世銀バングラデシュのキ・ミャオ・ファン事務局長が、双方を代表して調印を行う。

今回の追加融資により、世銀のプロジェクト援助総額は7.45億ドル(843億円)になる。プロジェクトは2019年6月30日までに完了する予定だ。

世銀によれば、今回の融資は世銀の無利子融資部門である国際開発協会(IDA)の提供になる。

関係筋によると、融資は無利子で、猶予期間6年を含む38年返還、手数料0.75%だという。

バングラデシュ政府は貧困者や弱者の支援を目的として、数々のセーフティネットプログラムを実施している。

世銀によれば、現行のセーフティネットへの資金援助により、最貧層の900万世帯が恩恵を受けるという。さらに、災害対策局が実施する国内最大のセーフティネットプログラムのいくつかのパフォーマンス改善の助けになる。

BSSによると、これらのセーフティネットには公共ワークフェアや人道支援プログラムが含まれる。

2016-17会計年度、バングラデシュは社会保護に35億ドル(3960億円)費やした。これは国内総生産(GDP)の約1.4%に相当する。

政府は貧困世帯の特定とセーフティネットプログラムの運営を効率的に行うことで、貧困を減らし、公的資金を効果的に活用する取り組みを継続する。

プロジェクトはセーフティネットプログラムの効率的運営のため、受給対象者選定や情報管理、デジタル決済の改善を目的とする共通プラットフォームの構築を支援する。

世銀関係者によると、今回の資金援助により、災害対策局の受給記録やプログラム運用の管理情報システムの展開、受給者に対するより効率的で透明な電子決済の拡大を支援するという。

さらに、バングラデシュ統計局(BBS)による国内初の普遍貧困登記"国家家計データベース"の完成も支援する。このデータベースは外部の情報システムに集積され、様々な省や機関がこのデータでより平等な受給者選定を行えるようになる。

Bangladesh News/Financial Express Jan 08 2018
http://thefinancialexpress.com.bd/economy/bangladesh/wb-to-give-245m-deal-for-bd-safety-net-schemes-1515424109
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #社会保障 #セーフティネット