ミャンマーと帰還手続を協議

【Financial Express】バングラデシュとミャンマーは15日に会合を開き、ロヒンギャ帰還協定の実施方法について協議する。

「バングラデシュ当局は、ミャンマーが私たちに権利を返還し、私たちが平和に生活できるようにすると保証しました」
難民キャンプで生活するロヒンギャの農家、ハミド・フサインさん(71)は話した。

「私たちは戻りましたが何も変わりませんでした。私たちの権利と安全が永久に保証される場合にだけ戻ります」

仏教徒が大部分のミャンマーでは、ロヒンギャは市民権や移動の自由、医療や教育など基本的なサービスへのアクセスを否定されている。

当局によれば、帰還者は先祖がミャンマーに住んでいたことが証明できれば市民権を申請できるという。

だが、最新の協定では市民権を保証しておらず、どれだけの人数が適格であるかも不明瞭だ。

ミャンマーの首都ネピドーで15日に開かれる会合は、11月の帰還協定の詳細を詰めるために発足した合同作業班の初会合となる。

ロイター通信によると、協議に関与するバングラデシュ側の上級職員2人は、未解決の項目が数多くあり、最初の難民が実際にいつ帰還できるか明らかではないと認めたという。

「どのような帰還も複雑で混沌としたものです。彼らの帰還を促すような環境を作り出すことが課題です」
バングラデシュチーム14人を主導する外務省幹部職員のシャヒドゥル・ホック氏は話した。

ミャンマー政府のゾー・ティ報道官によれば、帰還者は"認証手続きに通った後"市民権を申請できるとの認識を示す。

ゾー氏によれば、ミャンマーはバングラデシュに避難した中で、すでに帰還に同意したヒンドゥー教徒500人とイスラム教徒500人を第1弾の帰還者とすることを提案したという。

「最初の帰還は重要です。うまくいったり、いかなかったりする経験から教訓を得ることができます」

バングラデシュの関係者によれば、登録された難民から無作為に抽出したロヒンギャ10万人の名簿をミャンマー当局と共有することで、両国の手続きが始まるという。

Bangladesh News/Financial Express Jan 14 2018
http://thefinancialexpress.com.bd/national/bangladesh-myanmar-to-discuss-rohingya-repatriation-process-monday-1515942908
翻訳:長谷川
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