帰還開始は時間が必要

帰還開始は時間が必要
【Financial Express】ロヒンギャの帰還手続きはさらに時間がかかる。帰還に関する技術委員会議長でコックスバザール(Cox's Bazar)ロヒンギャ帰還委員長のM・アブル・カラム氏が21日明らかにした。

「ロヒンギャの帰還は実施されます。帰還に関連する緊急業務が終われば、いつでも始められます」
カラム氏は話した。

ロヒンギャの帰還は18日に始まる予定だった。

未完了の業務が多くあり、ロヒンギャ帰還は予定通りに始まらないとカラム氏。

「ただし、これはただちに始められる業務ではありません」

AH・マハムード・アリ外相は、いつから始まると決められないものの、物理的な取決め締結で帰還手続きは既に始まっていると話した。

バングラデシュとミャンマーは1月16日、ロヒンギャの故郷への帰還を促進するため、"物理的取決め"に関する文書に調印した。

物理的取決めでは、帰還は開始から2年以内に完了することが望ましいと規定されている。

ダッカ外務省筋は、バングラデシュとミャンマーは認証に使う"様式"を仕上げ、ロヒンギャ認証と帰還は家族単位をベースにすると話した。

連合ニュース(UNB)によれば、取決めには孤児や不当な事件で産まれた子どもの帰還についての様式も含まれているという。

「全てのロヒンギャ世帯に認証用紙が配られます。用紙はその後、精査のためにミャンマー当局に渡されます。ミャンマーは精査後、用紙をバングラデシュに返却します」
関係者は話す。

ロヒンギャ各世帯は名前や性別、出生地、父母の名前、誕生日、ミャンマーの住所、職業、署名、家族の人数や家族写真など、数々の情報を提供する必要がある。

バングラデシュは"物理的取り決め"の下、5カ所の一時キャンプを設ける。帰還者はそこを通してミャンマー側2カ所の施設に収容される。

ミャンマーはフラ・ポッ・クン仮設収容所で帰還者を保護し、行き先となる家を速やかに再建する。

協定によれば、ゼロラインにいる人を優先的に再定住させることを検討しているという。

Bangladesh News/Financial Express Jan 21 2018
https://thefinancialexpress.com.bd/national/rohingya-repatriation-to-take-more-time-not-to-begin-from-tuesday-official-1516554770
翻訳:長谷川
#バングラデシュ #ニュース #ミャンマー #ロヒンギャ