ロヒンギャの土地に基地建設

ロヒンギャの土地に基地建設
【Financial Express】ミャンマー軍はロヒンギャが暮らしていた土地で基地建設を進めている。衛星画像の新たな証拠を引用しながら、アムネスティ・インターナショナルは述べた。

12日、アムネスティは複数の村があった場所やまだ建物が残っている村にブルトーザーが入ったと繰り返した。

この地域の急速な住宅建設や道路建設に加えて、少なくとも3つの新しい治安施設が建設中だという。ミャンマーに残っていた村人は基地用道路を作るため、強制的に立ち退きさせられた。

「ラカイン州ではミャンマー軍によるこれまで見たことのない規模での土地収奪が起きている。ロヒンギャの人権に対する罪を犯した治安部隊を収容するため、新しい基地が建設されている」
アムネスティのティラナ・ハッサン危機対応担当責任者は声明で述べた。

この地域で重大な紛争が報告されなかった昨年12月以降、火災から無事だったモスクが少なくとも4つ壊され、屋根や材料が撤去されたという。

あるロヒンギャ村の衛星画像ではモスクが立ち並んでいた場所が破壊され、新しい国境警備隊の建物があるのがわかったと、ロイター通信は報告する。

ノーベル賞受賞者のアウンサンスーチー政府や軍の報道官はコメントしなかった。ミャンマー当局者は難民帰還者を受け入れる新居用の道路整備のため、ブルトーザーをいれたのだと話した。

ミャンマーは国連などの断定に対し、ラカイン州で民族浄化が行われたという“明確な証拠”を出すよう求めている。

11月、ミャンマーとバングラデシュはロヒンギャ帰還の契約を結んだ。ミャンマーは帰還者向けの一時収容所の準備が整ったというが、まだ帰還プロセスは始まっていない。

アムネスティは、ロヒンギャが暮らしていた地域の“作り変え”はより多くの治安部隊と非ロヒンギャ族住民に対応するように設計され、難民の帰還同意を妨げる可能性があると話す。

「治安部隊の手による死や破壊から逃れたロヒンギャは同じ勢力の近くで暮らす見込みはない。とりわけ人権侵害に対する説明責任を果たさないままでは」
アムネスティは述べた。

Bangladesh News/Financial Express Mar 12 2018
https://thefinancialexpress.com.bd/world/asia/myanmar-builds-military-bases-on-rohingyas-land-amnesty-1520860795
翻訳:吉本
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