第2次リストを送付

【Prothom Alo】バングラデシュ政府は帰還手続きの一環として、1万人のロヒンギャ名を書いた第2次リストをミャンマーへ送付する。UNB報告。

「これは継続的なプロセスで、現在、準備をしています。私たちはロヒンギャのリストを段階的に送付しています」
28日、救援・難民帰還コミッショナーのモハマド・アブル・カラム氏がUNBに答えた。

だが、バングラデシュに滞在している100万人以上への作業は今後も続くため、数については言いたくないと口をつぐんだ。

バングラデシュはすでに帰還の第一歩として、ロヒンギャ1673世帯、8032人のリストをミャンマー側に手渡した。

だが、ミャンマー側は400人未満しか確認しておらず、帰還の兆候はまだない。

国連が民族浄化に匹敵するとした昨年8月の軍事的取締まりを受けて以降、およそ70万人のロヒンギャがバングラデシュで避難生活を送っている。

1月16日、ロヒンギャを帰国させるため、バングラデシュとミャンマーは『具体的な協定』に関する文書に署名したが、帰還に関して大きな進展はない。

『具体的な協定』は、帰還開始から2年以内に全員の帰還が完了することが望ましいと規定している。

一方、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は、ラカイン州の暴力の根本的原因に取り組むことの重要性を再確認し、ロヒンギャが安全に故郷へ帰還できることを求めた。

「ロヒンギャが自発的に安全で尊厳を持って帰国できることを保証するため、条件を整えることが重要です」
事務総長付きのファルハン・ハック副報道官は国連本部で行われた定期会見で述べた。

国連事務総長の発言は、ミャンマー政府に、必要とする人々に安全と援助を提供する責任があることを思い出させた。

これに先立ち国連は、ミャンマーのミン・アング・ハラン上級司令官の発言に、事務総長がショックを受けたという声明を発表した。

そして、ミャンマーのすべての指導者に対し、憎悪への扇動や共同体の調和に統一された立場を取るよう要請した。

「差別撤廃の制度的対策やラカイン諮問委員会(コフィ・アナン委員会報告)の勧告実施を進めるためには、そのような指導力が不可欠です」
ファルハン氏は述べた。

Bangladesh News/Prothom Alo Mar 29 2018
http://en.prothomalo.com/bangladesh/news/173319/Dhaka-to-send-another-list-of-Rohingyas
翻訳:吉本
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