日本、ロヒンギャ女性を支援

日本、ロヒンギャ女性を支援
【Financial Express】日本は国連人口基金(UNFPA)と協力して、ラカイン州の民族浄化から逃れてコックス・バザールに避難したロヒンギヤ女性や女子に270万ドル(2億8800万円)提供する。

女性たちは混雑したキャンプで健康と安全リスクに直面しているとして、資金はセクハラ防止や母体保護に使われる。

被災者への支援は持続する必要があるだけでなく、強化され、より包括的になものにするため、UNFPAの人道的対応から6カ月目に資金は到着する。

モンスーンシーズンや洪水、地すべりなどの差し迫った自然災害が近づく今、この資金は脆弱な被災者を保護するためにも役立つ。

女性たちは災害の中では特に脆弱なことが多いうえ、しばしば母体保護が必要なことを忘れ去れらてしまう。

UNFPAは出産前および出生後ケア、家族計画、性的暴力の被害者治療、キャンプでの安全な出産など、毎日24時間のケアを提供するため、高いスキルを持った助産師を配備している。

また、救助物資や幅広いコミュニティ活動とともに、妊娠を急いで施設へ連れて行くための救急ストレッチャーや『トムトム』救急車も提供する。

ファンドはUNFPAと協力して安全空間である『女性友好スペース』を作り、そのまま現地コミュニティも継続して使えるようにする予定だ。

また、ジェンダー暴力の被害者を支援するため、より多くの心理社会的カウンセラー、臨床心理学者、ケースマネージャーを雇用する。

「ここには多くに妊婦と新生児がいます。そのような女性や子どもたちを助けることは大変重要なことです」
泉裕泰在バングラデシュ日本大使は話す。

「この目的のために、UNFPAは専門知識を十分に活用し、事例管理と心理的社会的支援活動を行うことができます」

「バングラデシュ政府と国民は寛大さと思いやりを示してくれています。しかし、この危機の規模は非常に大きいため、ニーズを満たすことは依然として厳しいのです」
バングラデシュUNFPAのアサ・トーケルッソン氏はいう。

「日本政府が女性や少女の命を救うことに大きな努力を払うと約束してくれたことに、UNFPAは感謝しています」

人道危機から逃れてコックスバザール(CoxBazar)にいる130万人は継続的な支援を必要としていると、UNFPAはいう。

そのうち6万4千人が妊婦で、1万6500人が3カ月以内に出産を控え、2500人が出産中に生命を脅かす合併症を経験する可能性が高いと推定される。さらに、悲惨なことに、すべての女性と少女はジェンダーに基づく暴力に直面する危険にさらされているという。

Bangladesh News/Financial Express Mar 29 2018
https://thefinancialexpress.com.bd/national/japan-to-provide-27m-towards-unfpas-response-for-rohingya-girls-women-1522312556
翻訳:吉本
#バングラデシュ #ニュース #ロヒンギャ #女性 #日本 #出産 #性暴力