ミャンマー大臣、キャンプへ

ミャンマー大臣、キャンプへ
【Prothom Alo】ミャンマーの大臣が、バングラデシュのロヒンギャキャンプを訪問する。4日、政府職員が話した。
ミャンマーの大臣が訪問するのは軍事作戦で少数派イスラム教徒70万人近くが国境を越えて以来、始めてとなる。

バングラデシュ外務省は、ミャンマーのウィンミャエー厚生・救助・再開拓相が、合計で100万人いるロヒンギャキャンプを訪問することを確認したという。

「計画はまだ確定していません」と、外務省のタレク・ムハンマド局長はAFPに話した。訪問は4月11日か12日に予定されている。

米国や国連は、昨年8月に仏教国ミャンマーで始まった迫害が、ロヒンギャの民族浄化につながったと指摘する。

バングラデシュの別の関係者は、1990年代初めからロヒンギャ難民を受け入れてきた避難キャンプにミャンマーの大臣が訪問するのは初めてになると、AFPに話した。

ウィンミャエー氏はアウンサンスーチー氏が主導するラカイン州の危機に対するタスクフォースの副議長で、およそ75万人の避難民帰還を監督する責任者だ。

ミャンマーは数千人のリストのうち、数百人のロヒンギャの帰還を承認したが、まだ一人も戻っていない。

一方でミャンマーは、軍の残虐行為が行われたとされるラカイン州のロヒンギャ村をブルトーザーで均し、証拠隠滅していると非難されている。

ミャンマーはこれを否定しているが、数千人のロヒンギャが殺害されたと考えられる地区の捜査を妨害してきた。

バングラデシュ南東部のキャンプには、昨年8月以降の流入が始まる前でさえ、それ以前の暴力を逃れたおよそ30万人のロヒンギャ難民が暮らしていた。

ロヒンギャコミュニティのリーダーは、訪問したミャンマーの大臣に、ラカイン帰還に対する懸念を表明する機会が得られることを歓迎すると話した。

「大臣と直接話したいと思っています」
リーダーのモヒプラー氏はAFPのインタビューに答えた。

移住したロヒンギャの多くは、何世代にも渡って行われた迫害が再び起きることを恐れて帰還を拒否した。

ロヒンギャたちは少数民族としての認識、医療や教育へのアクセス、そしてラカイン州の国内避難キャンプではなく、先祖の村に帰ることができるという保証を求めている。

Bangladesh News/Prothom Alo Apr 4 2018
http://en.prothomalo.com/bangladesh/news/173636/Myanmar-minister-to-visit-Rohingya-camps-in
翻訳:吉本
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